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『日本国内での不可解な死者·行方不明者は年に1万人を越える。その原因は呪いだ。』


悠「呪い〜?」

『お前が信じるかはどうでもいいそれが呪術だ。続けるぞ。特に学校や病院には膨大な怨念が溜まりやすくなっている。後悔とかいろいろ。人間の不の感情の源になる。だから多くの学校とかに魔除けとしての呪物を密かに置いていた。お前が持っているのもそれだ。』



悠「魔除けならむしろありがたいのでは?」


『最後まで聞け!より邪悪な呪物をおくことで他の呪いを寄せ付けない解毒になるんだ。年月と共に封印はゆるんで今や呪いを引き付けてくるエサになっているんだ。お前が持っているのは特級に分類される危険なものだ。人死がでる前に俺に渡せ。』



悠「だから俺はいいんだって先輩に言えって」


『(空!?俺が追っていたのは箱にこべりついた残穢か?)中身は!?』


悠「だから先輩が持ってるって……そういや今夜あれのお札剥がすっていってた。」


『っ!』


悠「ぇ、もしかしてヤバイ?」



『ヤバイなんてもんじゃない、そいつ死ぬぞ。』



















悠「お札ってそんな簡単にとれんの?」




『いや、呪力のない人間にはまず無理だ…普通はな』



悠「右!近道だ!」



『今回は中のものが強すぎる。封印も年代物、紙切れ同然だ』

悠「つってもな呪いなんていまいちピンとこないんだよな。」



『そいつらどこだ!』


悠「4階!っ!なんだこのプレッシャーは!?」




『お前はここにいろ』



悠「俺もいく、ヤバイんだろ?2ヶ月そこいらの付き合いだけど友達なんだ。ほっとけねぇよ!」



『ここにいろ』



















『(中に入ってみたもののもう呪力が放たれてる!相変わらず気配がめちゃくちゃだ!)邪魔だ!玉犬!』



「ワォーーーン」




『喰っていいぞ!(呪いの数が増えてきた!近いな!見つけた!クソッ!人間ごと取り込む気か!?間に合わねぇ!!っ!)虎杖!!』


悠「(じいちゃんは正しく死ねたと思うよ)けど!こっちのは間違った死だ!(これが呪い?思ってたのと違うな)」




『なんできたと言いたいが……よくやった。』




悠「何で偉そうなの?ちなみにあっちで呪いバクバク食べてんのは?」

『俺の式神。っていうかみえてんだな。呪いってのは普通見えねぇんだよ、死に際とかこういう特殊なのは別だがな』



悠「あー確かに。俺今まで幽霊とか見たことないしな」

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作者名:春ヶ丘 | 作成日時:2023年11月20日 14時

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