第十八話 ページ18
青「ごめんね、お待たせ！」
「あおき、せんぱ、」
『えー女いたのー？ガン萎えなんですけどー』
『てかそれ最初に言えしー』
小さく手を振る青木先輩の姿を見た瞬間、二人とも私の側から離れてどこかへ行ってくれた。
慌てて青木先輩の方を見ればそれはもう、その色はまさに青木先輩の為の色です、と言っても過言ではないくらい綺麗な色の浴衣を着ていて、とても似合っていた。
「……綺麗、ですね」
青「ふふ、この色綺麗でしょ？今日の為に新しく買ったんだ！
どうかな？似合ってる？」
「もちろんです、とてもお似合いです」
綺麗と言ったのは青木先輩の姿の事だったんだけど、その浴衣の色と捉えられてしまった。
いや、もちろん浴衣の形や色味が綺麗なのはそうなんだけど、と少し悶々としていたら青木先輩の後ろの方から声が聞こえてきた。
「青木！いきなり走ってどうした、………え、っと」
青「あっ、檜山くんごめん！ちょっと後輩ちゃんが困ってたから…追いかけてくれてありがと」
檜「それはどういたしまして。………、すぎ」
「久しぶりだね檜山くん。ごめんね青木先輩の事走らせちゃって、でももう大丈夫だから」
檜「あ、おう」
そこにはTシャツにジーパンというラフな格好をしていた檜山くんがいた。
中学の頃とそこまで着ているタイプは変わらないのに、身につけているイヤリングや指輪を見るとやはり彼は変わったんだな、とぼんやりとそれらを見つめる。
青「あれ？二人とも知り合い？」
「中学の頃の同級生です。青木先輩、こんな事で引き止めてしまってごめんなさい」
青「俺は大丈夫だよ、それよりこれから一人？もし良かったら俺らと回らない？
軽音部の皆と来てたんだけど結局バラバラになっちゃったし、」
「お誘いは嬉しいんですけどクラスの友達と来てるので……あ、噂をすれば」
春「ごめんA！お手伝いすごく混んでて…！」
どういったタイミングか、春夏も光輝も颯太もひでくんも丁度用事が終わったようでこちらに合流できたようだ。
なんとなく檜山くんといるのはなー、なんて思っていたらこの陽キャワンコめ。
黒「せっかくだし、皆さんで花火の時間まで周りません？！
俺見るとこの穴場知ってるんすよー！！」
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塩麹。(プロフ) - ふうかさん» ありがとうございます！地道にゆっくりと頑張らせていただきます。更新を楽しみにお待ちください！ (2021年12月14日 1時) (
レス) id: cc7b208a8b (このIDを非表示/違反報告)
ふうか - すごく面白いです!!続きが気になります!!更新待ってます！！ (2021年12月13日 1時) (レス) @page24 id: c4a626600f (このIDを非表示/違反報告)
塩麹。(プロフ) - Hano.さん» ご報告ありがとうございます。見直し次第修正させて頂きます。 (2021年9月21日 20時) (レス) @page7 id: cc7b208a8b (このIDを非表示/違反報告)
Hano.(プロフ) - 7話の主人公の名前がなぜかAになってます。 (2021年9月21日 16時) (レス) @page7 id: ab344dd67b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩麹。 x他1人 | 作成日時：2021年9月17日 23時
