俺の推しがこんなにも尊い。

【HappyValentine：あらだて】 ページ14

「舘様……っ！こ、このチョコレートの量はまさか……ビッフェ方式でございますかっ…！？」

舘「そのまさか。今日はバレンタインだからね、ちょっとした贅沢。」

「ぜ、贅沢すぎますぅ…！！」




今日は宮舘さんのお宅でチョコパーティらしいですね、羨ましい。

チョコ大好きな荒木くんの為に前日から用意していた宮舘くん、素晴らしい彼氏力。普通の男性には到底真似できないであろう。



舘「アーモンドチョコとかは市販のにしちゃったけど、Aの好きなフォンダンショコラも用意したよ」

「ほんとだぁ！うわ、マカロンやクレームブリュレ？だっけ、ああ！パリブレストとかもあるっ！！うっそ、作れるんですか？？！！」




あまりお目にかからないのであろう、デザートやチョコレートに目がハートになっているぞ荒木くん。


好きなお菓子がたくさんあって嬉しいのだろう、興奮している荒木くんの口元にフォンダンショコラをあーんする舘様。

いやはや、絵になりますな。



舘「はいA、あーん」

「んっ！ぁ、やば、」



唇の端についたチョコをペロッと舐めとる舘様。

いやん、昼間っから。



「へっ、え？だ、舘様？」

舘「ん？どうしたの、A」

「い、今なめ、舐めました、か？」

舘「うん、舐めたよ。チョコがついてたからね」

「はっ、恥ずかしい……っ！だ、だからって舐めとっちゃダメですよ！！」

舘「なんで？」

「なっ、なんでって…」





舘「だってこれがしたくて作ったんだもの。
もちろん、付けたのもわざとだよ」




なんて微笑まれたらたまったもんじゃありません。


大好きな宮舘くんに作ってもらったチョコ達に大満足な荒木くんですが、しばらくフォンダンショコラは食べたくないようで。



甘ったるいなあまったくっっっ！！！

HappyValentine！！！

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