隊長。なぜ私はあなたの彼女になったのでしょうか Part2

番外篇 【ホワイトデー】 ページ12

沖田視点





今日は3月14日。


そう、ホワイトデーだ。


バレンタインデーの番外篇はやってはいないが、ちゃんとAにクソでけぇチョコレートを貰った。


主からの伝言によると、｢ちょっと真選組動乱篇どんなお話にしようかまとまってねぇから、ホワイトデー番外篇で時間稼いどいてー｣だそうで



A『おはよう総悟くん。朝日が眩しいよ。やっぱ早起きは気分がいいね』


と、俺より遅く起きたAに声をかけられる


総悟 ｢ばっちり今昼だけどねィ。｣


多分Aは今日がホワイトデーだと気づいていない様だ


A『ありゃ？もう11時？ やべっ……お昼に団子屋さんで団子が安くなるセールが始まるんだった…… あ、ちょっと行ってくるわァァァァ！！』


相変わらず騒がしいやつだ。


すると、部屋の障子がものっすごい勢いで開く。


空海 ｢沖田！！ この資料の話なんだが…………って、なんか考え事でもしてんのか？｣


総悟 ｢あぁ、空海か。 いや………考え事というか…… Aが団子以外で喜ぶものとかあるかィ？｣


Aの兄貴の空海に聞くのが1番だ。


空海 ｢んー……団子以外だろ？ あ！！ こんぺいとう好きだぞ！｣


総悟 ｢金平糖？砂糖菓子のやつか？それなら確か近くの店で……｣


空海 ｢違う違う。 【金米唐】だ。｣


総悟 ｢金米唐？ 地球の金平糖とは違うのかィ？｣


空海 ｢おう！地球のやつは砂糖でできてんだろ？俺らの星では、金色の米に唐辛子塗ってあんだ。普通は旅に出る時とか、任務に出る時とかに携帯食で持ってってるやつだな。｣


……想像がつかねぇ。


空海 ｢なんなら買ってきてやろうか？行ってく((ただいま〜｣


総悟 ｢はえぇよ！｣


こいつ行ってくるって言う前に帰ってきたぞ。


空海 ｢ほら！これだ！2袋買ってきたからよ、お前も食ってみろ｣


そう言って金米唐の入っている袋を俺に渡してくる。


1粒口に入れると、米の甘い味が口に広がったあと唐辛子のピリッとした辛味が出てきて、甘辛い。

確かに美味しい。


総悟 ｢買ってきてくれてありがとな｣


空海 ｢おう！俺もやっとこの小説にまともなやつとして出ることが出来て良かったぜ！じゃあな！｣



そう言って空海が部屋から出ていった。


確かに、あいつちゃんとした隊士になってからまだちょっとしか出てなかったな。









よし。あとはAにこれを渡すだけでさァ。

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