ミツバ篇 17 ページ29
土方視点
in 港
山崎 「副長…… 行ってください。こんな時に仕事なんざ…… よりによってミツバさんの婚約者をやろうなんて。酷です。あまりにも。 ミツバさんや沖田隊長の気持ちも考えてやってください。副長が間違ったことをしてるなんて思ってません。確かに、アイツらを殺らなければ俺らの仲間が殺られることは分かります。でも。今やるべきことはこれじゃない……アンタのいる場所はここじゃないでしょう?」
土方 「フン……俺が薄情だっていいてぇのか? そーでもねぇだろ。嫁さんこんなことになってんのに… こんなとこで商売してる旦那だっているってのによォ………」
山崎 「土方さ……」
土方 「山崎。この事誰にも話してねぇだろうなァ。 知ってんのは…… 俺と山崎。2人だけだよな」
山崎 「……はい……」
?『おい』
グサッ
俺の頭に1本の黒い薔薇がささる
土方 「あぁ、もう1人厄介なガキが知ってたな。」
A『ふざけんな。忘れんじゃねぇよ。 あぁ、私もあの旦那ぶっ殺すの手伝わせてよ。 今回だけは私が戦ってるとこ見せたげるよ。ウブな副長様にね。特別にだよ 絶対首と胴体おさらばしてやる…… 』
迫力あんなー。Aがマジなトーンで放った言葉。
つーか誰がウブだ切腹にしてやろうか。
まぁ今日は目をつぶってやる。
そうとうブチ切れてるみたいだしな。 色々。
土方 「お前…… いいのか。こんな所にいて。総悟のところには………… 『いーのいーの。何が関係ないよふざけんなって!さすがに今回は腹立つわ、 あのクソ旦那様にも。こっちのクソ彼氏様にも。今は土方といるって決めたの! …………まぁ…… あんま私がいると紐解けないかもしんないしね。』……そうか。俺の話に被せるな、読者色々読みずらいから」
最後の言葉が弱々しい。恐らくそれが本音だと思う。
【総悟に無理をさせたくない】
【紐を解く場所が必要。 姉と二人の時間を作ってあげたい】
それを心にしまってここに来たんだろう。
土方 「わかった、一緒に来い。 ただし、暴れすぎんな、危なくなったら逃げろ」
A『土方さんもね、 あ、あと私が戦ってる姿は内緒でよろしく。 ミステリアス女子もなかなかモテるのよ』
土方 「アホか。 んじゃあ…… 引き続きこの件もAのヤツも極秘扱いで頼むぜ。いくぞ」
A『はーい』
山崎 「アンタらまさか…… 副長!!Aちゃん!!!」
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作者名:霊丸 | 作成日時:2019年12月11日 16時