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ミツバ篇 14 ページ27

(すみません ミツバ 銀時 山崎の病室シーン飛ばします)


総悟視点






気に食わなかった…アイツのせいで…

そんな思いを胸に土方が素振りをしてるのを見つけそこに向かう。


総悟 「土方さん… 一手御教授願います」


竹刀のぶつかり合う音が響く



総悟 「近頃姉上の周りを嗅ぎ回ってるようで… 一体どういうつもりなんですかィ? これ以上、姉上の幸せぶち壊すのやめてもらいてーんですが」



土方 「転海屋 不逞浪士と大量の武器を闇取引している嫌疑がかかっている。 密輸で仕入れた武器を浪士たちに高値で売り捌いてる。ありゃ闇商売だ オメェの姉貴の旦那は、俺たちの敵なんだよ」



聞きたくなかった。




総悟 「土方さん。攘夷浪士どもがどんな武器を持とうと俺たちがたたっ斬ればいい話じゃねぇですか。ちいせェ話だ。 清濁併せ呑むくれぇの器量がなきゃ商売やってけませんよ。それに商売はともかくあの人の人柄はアンタも見たでしょう。 あの人は心底姉上に惚れてます。きっと幸せに…」



土方 「そいつァ俺に、奴を見逃せと言ってんのか?」


総悟 「アラ?そう聞こえやせんでした?」


土方 「今のは聞かなかったことにしてやる。気が失せた。あとはAとやりな。そこの木陰に隠れてんだから」


A『ッ……』



腹が立つ。土方にも… 関係無いのに首突っ込んでくるAも。


総悟 「まだ話は終わってやせんぜ。」


怒り任せに1発土方に突いてやる



土方 「寝ぼけてんのかテメェ。 よもやそんな悪党とくっついて姉貴が幸せになれると思ったら…」






総悟 「もう…ねぇんです。長ぇことねぇみたいなんでさァ。やってらんねぇよ。ちいせぇ頃から俺の親代わりで、病弱なくせして自分ほっぽかして。婚期も遅れちまって。ようやく幸せ掴んだと思ったら… せめて死ぬ前に人並みの幸せ味合わせてやりてェんでさぁ。 見逃せとは言わねぇ。 ちょいと時間が欲しいだけでィ。 姉上はアンタのこと…「取引は明日の晩だ、刀の手入れでもしとけ」」



気に食わねぇ

気に食わねぇ


昔の記憶が頭をよぎる…


いつもそうだ、アイツは急に現れて… 俺のモン横から全部かっさらっていきやがる




総悟 「土方ァァァァ!!」



気がついた時には、俺は返り討ちにされて地べたに倒れていた


土方 「知ったこっちゃねえんだよ、テメェのことなんざ。」


A『総悟!!』

Aが包帯を持って駆け寄ってくる。

総悟 「気に食わねぇ…」

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作者名:霊丸 | 作成日時:2019年12月11日 16時

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