衣更真緒の弟は夢ノ咲学院へ

第7話 ページ9

A「もう朝？」

朝…

ホントならまだ寝て真緒兄が来るのを待つけど……

A「起きよ…」

どうせ変わらない

僕を起こしたら速攻凛月兄の所へ行く

そんな思い…したくない




真緒兄に挨拶もせずに家出ちゃったな

怒られるかな？

あの後姿って

A「先輩！」

真「あ、Aくん！おはよう」

真先輩だー！

朝から会えてラッキー

泉「ちょっとアンタ。何気安くゆうくんに話しかけてるの？」

出た乾燥ワカメ！

A「別に喋ったっていいよね？先輩は僕のこと好きなんだから」

泉「そんな訳ないでしょ？ゆうくんが好きなのは俺だから」

はぁ？！絶対ワカメよりは好かれてる！

A「僕は恋人繋ぎしたもん！」

泉「俺はデートした」

A「それくらいした！」

泉「俺はお風呂にも入ってるしお泊まりだってした
。嫌いな相手とお泊まりなんて普通しないでしょ」

A「過去の話を持ち出さないで貰えますか〜？今は嫌がられてるくせに」

泉「ゆうくんは今でも俺のことが大好きに決まってるじゃん」

真「ちょ…ちょっと2人とも？」


僕とワカメ先輩は真先輩の方を向いた


泉「ゆうくんが好きなのは」


「「俺でしょ？/僕に決まってるよね？」」


「「はぁ？」」

真「えっと…あ！ほらもうそろそろ学校行かないと！」

先輩は早足でこの場を後にした

A「ちょ…っ…先輩！！逃げないでよ！」

泉「ゆうくん！！お兄ちゃんが好きだよねぇ？」


真「もうやだぁぁ！！」


ていうか何で僕は先輩の事好き好き言ってるんだろう？

大事だから？

それとも単に好きだから？

…まぁ好きに理由はないよね


僕が恋心に気づくまであと2日

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