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高「ねぇ、明日どっか行かない?部活オフだし」









帰り道、部活終わりの大ちゃん、光、高木と歩いていると突然の高木からの誘い









「行きたい....!」









明日はなにもすることがなくて暇になるだろうとどんよりしていた俺にとっては良すぎる誘いで、目が輝いていたに違いない
 









でも、すぐに返答した俺とは違って後の二人は浮かない表情









高「有岡くんと光くんは?」




 




光「明日はちょっと....」









有「俺も先約が....」









高「あれ、そうなんだ」









高木とふたりなのは嬉しいんだけど、大ちゃんと光とも遊びたかったなぁ









ちらっと光の方をみると、さらさらな髪から覗く耳が少し赤くなっているのがわかった









なるほど、多分光は薮先生とデートだな









 
高「じゃあ伊野尾くん、デートしよっか」









「.... うんっ!」




 






そんなまっすぐな目で見られるとドキドキしてしまう


 








有「じゃあまた来週!」









光「ばいばーい」









電車にのって帰る二人とは、ここでお別れだ





 
 





「あ、まって光」









駅に向かおうとあるきだした光を引き止めると、きょとんとした顔をしている









そんな光に









「光もデートでしょ、楽しんでね」




 






そう耳打ちすると図星だったようでみるみる顔が赤くなっていく









光「!!.... ありがとう」








有「え、なに?」








光「なんでもねぇから帰るぞ」








いのちゃんもね、と付け加えた光は大ちゃんをひきずって帰っていった









俺と高木はまたあるきだした









高「どこ行きたい?」






 


「んー、あ!」









高「おもいついた?」


 


 



「水族館行きたい!


  あのショッピングモールが近くにあるところの!


  だめ?」









高「いいじゃん行こっか」









高木は海が好きだから、水族館も好きなんじゃないかっていう単純な発想で提案した水族館に行き先が決定した









高「人多いかもしれないし、電車も乗るけど平気?」




 




「うんへーき」








ルンルンな俺は、高木とならなんでも大丈夫な気がしてきた








明日が待ち遠しい....!

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作者名:紫*依望 | 作成日時:2019年6月6日 21時

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