検索窓
今日:2 hit、昨日:5 hit、合計:49,683 hit

66 ページ26

ぞろぞろといつもの3人が入ってくる








光は大層ご立腹の様子









大ちゃんは二人の関係を今の盗み聞きで知ったらしく、口をあんぐりしている







薮「うげ、」







八「口軽すぎるだろ」







薮「なんでいるんだよぉ」







八「講義なげぇから途中休憩入ったんだよ」









薮「でも俺はあえて嬉しいぞ!」








八「あぁー!もう!調子狂う」








....夫婦漫才が始まった








高木「伊野尾くん!大丈夫!?」








「うぐっ」








薮先生と光を見てたらまぁまぁ強い力で高木に抱き締められて、大きな手で背中をさすってくれる








高木「心配したよ」








途中退席したとき、出席番号順で並んでたから、過呼吸になりそうになったのを見かねて番号がひとつしか違わない大ちゃんが先生を呼んで退室させてくれた









でも、光はもちろん、高木はあまりにも席が遠すぎた







有「いのちゃんがいなくなったあとさ、高木の方見たらめっちゃそわそわしてんの」








高「だって、伊野尾くんが山田先生に支えられながらいなくなるんだもん

  俺が行きたかった」








だんだんと高木の抱きつく力が強くなって、俺の視界は真っ暗







俺はしばらく高木の腕の中から解放されそうにないな







でもいいや









光とまた違った香りで、俺を安心させてくれる香り








高木の肩にぐりぐりと頭を押し付ける








高「やべ、おれちょー幸せ」








過呼吸になりかけて、さらには30分ぐらい震えてた俺は疲れてしまっていたようで、高木の腕のなかで眠くなってきた









八「だーかーら もし他の人に聞かれてたらどうするつもりだったんだよ」







薮「うぅ」







まだ続いてる光のお説教を聞きながら、俺はうとうとし始める








高「え、寝たの!?」









薮「ストップ、光!

  高木、ベットに寝かせてあげて

  だいぶ疲れてると思うから」







八「そういうときだけ先生づらして」








なんだか離れたくなくて、俺を動かそうとする高木にしがみついたまま、俺は眠った








有「ちょっと待って、俺はなに見せられてるの?しかも光くんと薮先生の関係も知らなかったんだけど!みんなひどくない!?」









高「しっー!伊野尾くん寝てるから!」

67→←65



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (130 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
407人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紫*依望 | 作成日時:2019年6月6日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。