さん ページ3
、
「でねー、アイツってば…」
目の前で楽しそうに何かを語るA先輩。
昼食に誘えばショッピくんの奢りなら、と付いて来てくれた。
あのコネシマ先輩と仲良くなるなんて、きっとすこおもしろい人なんだろうな、なんて思った。
てかすごい美人さんやな。くりっとした丸い目に綺麗な黒髪とかマンガのヒロインもびっくりやろ。
「あれ、ショッピくんソースついてる。」
「え、どこっすか?」
ここら辺、と自分の頬を指差す彼女。
が、指でその辺りを拭っても何もない。
「もー、しょうがないなぁ」
全然動かない状況に飽きたのか、向かいの席に座っていた先輩がこちらに身を乗り出す。
白くては細い指が軽く頬に触れ、離れていく。
フワリと柔らかい匂いが一瞬鼻を擽る。
「よし、これで取れたよ」
手を拭き直した彼女はまた箸を手に雑談という名の愚痴を再開する。
あの感覚が、脳裏を離れなかった。
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わらび@修行中(プロフ) - なコさん» なコさんまたみてくれたんですね!嬉しいです~!リメイクもちゃんと進めていくのでよろしくおねがいします!なコさんも体調にはお気をつけて~ (2021年2月25日 7時) (レス) id: 1fe436b7f8 (このIDを非表示/違反報告)
なコ - はァ…今回もええっすわ、短いけどなんか納得、というか満足感みたいなの半端ないっす。りめいく、待ってます((あ、無理はしないで下さいッす (2021年2月24日 23時) (レス) id: 5cc4ee344d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わらび | 作成日時:2021年2月20日 22時