依存、友達、kid ページ14
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窓の横の席特有の、どうしようもない眠気に船を漕ぎながら、先生に配られたプリントを眺める。
進路希望調査、と大きく印刷されたプリントを手元でヒラヒラ仰いでみたり、窓の外に透かしてみたりしてから、ため息を吐く。
ガヤガヤとし始めた周囲を意識からシャットダウンして、さっさと空欄を埋める。
こういうのは悩めば悩む程分からなくなるから、早めに埋めてしまう方がいい、という自論の元に、気になっている大学を羅列してファイルにしまうと、誰かに声をかけられた。
振り向くと白紙のプリントを手に持った甲斐田くんがいた。
たぶん、手元の紙を見るに、まだ迷っている最中なんだろう。
成績も態度も良い彼なら推薦も取り放題だろうし、推薦なんてなくても、一流大学に一発で受かってしまうんだろうなぁ。
「Aさん、もう書いたの？」
「あ、甲斐田くん。私悩み始めると止まんないから、とりあえず埋めといたの。まぁ、どうせすぐ変わると思うけどね。」
参考にしたいから見せてよ、と言う甲斐田くんに自分の書いた紙を渡すと、真剣にそれを眺めた甲斐田くんが顔を上げた。
「志望校、〇〇大学なの？」
「うん。私、わりと現実主義者だから。」
私の第一志望の大学は知名度も優秀なイメージもある私立大学だが、私が目指すにはたぶん少し低めのところ。
これでも進学校に通ってるから、授業を受けてるだけで、ある程度の学力はついた。
たぶん担任にはもっと上を目指せとツッコまれるから、どうせなら最初は少し低めで、今のまま行けば余裕で合格できるところにしただけだ。
母親にも、きっとこれからは国公立だ、旧帝大だと口を酸っぱくして言われるのだろう、と思うと少しだけ憂鬱にもなるけど。
「…そっかぁ。ありがとう、見せてくれて。〇〇大学、良い大学だもんね。僕もちょっと気になってたんだ。」
「えー、甲斐田くんならもっといろいろ選択肢ありそうじゃん。」
「それはAさんもでしょ。」
嬉しいことを言ってくれる甲斐田くんに、ついつい頬が緩む。
こちらに返されたプリントを受け取って、そのまま鞄にしまう。
ひらりと手を振って私の席を去っていった甲斐田くんを見送って、一限目の準備をしていると、他の友人が遊びに来て、同じような質問をされる。
たぶん今日はこの話題で持ち切りなんだろうなぁ、と思いながら、真面目な顔をした友人の進路相談に耳を傾けた。
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ソルト(新アカVer)(プロフ) - わらび＠修行中さん» ありがとうございます！ (1月7日 20時) (
レス) id: 8a1efc3bda (このIDを非表示/違反報告)
わらび＠修行中(プロフ) - ソルト(新アカVer)さん» コメント、リクエストありがとうございます！初書きになるので少しお時間頂くかもしれませんが、精一杯書かせて頂きます〜！ (1月7日 19時) (レス) id: fb962cb273 (このIDを非表示/違反報告)
ソルト(新アカVer)(プロフ) - コメント失礼します 好きです Olv 崇拝 同業者(できればﾗｲﾊﾞｰで 無理なら 教職系) をリクエストすることは可能でしょうか？負担になるようでしたら、削除していただいて構いません (1月7日 17時) (レス) id: 8a1efc3bda (このIDを非表示/違反報告)
わらび＠修行中(プロフ) - いえいえ大丈夫ですよ！占ツクはIDを見れば分かりますからね〜！お気になさらず！w (2023年4月3日 22時) (レス) id: fb962cb273 (このIDを非表示/違反報告)
えある。 - わらび＠修行中さん» あwすみません名前違った... (2023年4月3日 22時) (レス) @page4 id: 9c1c96d73e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わらび | 作成日時：2022年9月13日 18時
