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その次の日から私はあのカフェに行かなくなった。行かなくなってから3週間も経つ。
伊野尾先輩からも避けていじめも今まで通り受けている。
何度も助けを求めたくなった。
だけど、私にそんな勇気はなかった。
『...あ、雨』
濡れてもいいや。
制服も放課後に濡らされたせいでびちょびちょだし。
『疲れた...』
日に日に増していく体の痛み、心の傷、
安心して暮らせる日なんてなかった。
『存在、大きかったんだなぁ、』
この3週間隠れながら通っていたカフェも今は隠れる気力なんてない。
早歩きすることもできず、ふらふらと前を見ながら必死に歩いていると、
お店の入口でなる鈴の音が聞こえ、私の体は温もりに包まれた。
「A!」
『ゆうと、くん、?』
「なんでそんなボロボロなんだよ!
逃げて帰った日から来ないと思ったら...!
なんで頼ってくれないんだよ!
お願いだから、心配かけていいから、」
『ゆ、うとくっ、、』
その後裕翔くんに連れられてカフェの中に入った。
..
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作者名:ゆうゆ | 作成日時:2017年12月27日 19時