彼氏からの甘すぎる愛【銀魂】

#37 ページ38

「副長…」


「…ンだよ」


「部屋に入って早々押し倒すのはないと思います」


「うるせェな。とっととやるぞ」


「いやダメですよ」


人間には三大欲求というものが存在する。一つは食欲、もう一つは睡眠欲、そして一つは…性 欲だ。


この人はどうやら性の欲が他の人より数倍あるらしく一週間に一回はアレをしないとダメらしい。しかし私達の仕事柄、休暇なんてない。特に私は監察なので潜入捜査がこれでもかとある。



副長も副長という地位なので滅多に休暇は取れない。従って私達にスる暇などないのだ。にもかかわらず副長はシたいだの、やりたいだの言う。胃だけでなく頭痛がしてきた。



「いーじゃねェかよ。俺はお前の事が好きな事にゃ変わりねェんだから」


「そうですけど…」


「じゃ何がダメなんだよ」


「…ゴ」


「ゴ？」


「ゴム無しでやるっていうのは絶対ダメです」


その勢いで副長はビックリしたのか後ずさった。その隙をついて私はガバッと起き上がる。



「副長…私達は付き合っていますが結婚はしていません。それに私と副長が結婚するワケじゃないですし…」


「…はァ？何言ってんだお前」


「…え？」


「俺とA…結婚するんじゃなかったのか？」


「…え、そうなんですか？」


「当たり前だろ。俺はテメェを死んでも離さねェよ」


副長にヤンデレっぽいプロポーズ的な宣言をされました。だからか、いつもスる時に避妊具を付けるのを嫌がる理由が分かった気がする。

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