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#14 【イジワルな一面】↓ ページ15

「…よォ」


「副長…お疲れ様です」


部屋でくつろいでいると副長がやって来た。彼もお風呂上がりなのか若干、頬が紅潮している。副長は部屋に入るなりすぐに私を抱きしめる。



「…風呂場で俺の事、名前で呼んだろ」


ニヤリと意地の悪い笑みで私に尋ねる。その言葉を放った途端、私の顔が真っ赤になる。


「…なんで…その事……」


「俺が風呂入った時にちょうど聞こえたんだよ」



私は声に出した事を後悔した。真選組には男湯と女湯があるが(女湯は私しか使っていない)隣同士に隣接されており壁越しに話し声が聞こえてもおかしくないという事をすっかり忘れていた。



「…いい加減名前で呼んでもイイだろ。それと敬語外せ」


「何度も言ったはずです。私と副長は彼氏と彼女、そういう関係の前に“上司と部下”という上下関係があります。よって名前で呼ぶ事は出来ません。ましてや敬語を外すなどもってのほかです」



「…本当は名前で呼びてェんだろ」


「っ!?」



突然耳元で囁かれバッと離れようとする私を副長が抱き寄せる。図星だ、だけど誘惑に負けてはいけない。



「…最近シてねェよな」


「…そんな事はしませっ…!?」


副長が私の胸を揉み始めた。時折、突起を摘んだり弾くように弄ぶ。


「ひゃっ……やっ…あっ…」


「相変わらずでけーな。お前また成長してんじゃねェのか?」



低音ボイスで囁きながら胸を揉む副長。その姿はまさに発 情した狼を連想させた。



「…今からイイよな?」


嫌じゃない自分がいてコクリと私は頷いた。

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茉央 - 更新楽しみにしています。 (2018年12月28日 13時) (レス) id: 13472c8e3b (このIDを非表示/違反報告)
Shiro兎(プロフ) - 餅兎さん» ありがとうございます!執筆頑張りますね! (2018年11月21日 20時) (レス) id: 00438dbadd (このIDを非表示/違反報告)
餅兎(プロフ) - Shiro兎さん» 第一次提督争奪戦勃発から争 奪 戦 の ハ ジ マ リ まで読ませて頂いてるのでwドロドロ楽しみにして待ってます! (2018年11月21日 20時) (レス) id: 10f5dc34bc (このIDを非表示/違反報告)
Shiro兎(プロフ) - 餅兎さん» コメントありがとうございます!うわあああ…逆ハーシリーズも読んでくださってるとは…感謝の極みです。こっから更にドロドロすると思うので何卒よろしくお願いします! (2018年11月21日 18時) (レス) id: 00438dbadd (このIDを非表示/違反報告)
餅兎(プロフ) - ウワァァァ修羅場…ドロドロ… でもそんな修羅場具合が大好きです(真顔) というか、逆ハーシリーズとかも読んでて思ったんですけど、Shiro兎さんの小説の書き方めっちゃ好きです。語彙力とか展開とか。これからも頑張ってください! (2018年11月21日 17時) (レス) id: 10f5dc34bc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Shiro兎 | 作成日時:2018年10月25日 18時

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