彼氏からの甘すぎる愛【銀魂】

#1【私の彼氏】↓ ページ2

──恋愛なんて自分には遠い存在だと思っていた。けど初恋は近所に住んでいた男の子、九歳の淡い初恋だった。



小さい頃に通っていた寺子屋はみんな女子。そのせいもあってか生まれてこの方、彼氏なんてできた事もなかった(・・・・)。



なかったというのは過去形、今はいる。




「……」



「拗ねてもダメです。今は勤務中ですから」



後ろから抱きしめながら無言で構ってアピールをする彼氏がいます。





──彼の名は土方十四郎。



私の彼氏である。









*****









真選組.鬼の副長、土方十四郎──



攘夷浪士から真選組の隊士達まで恐れられている存在。


彼の第一印象は『真面目で差別をしない人』という印象。



私も副長の事は好きだ、人として。だが副長は私の事を前からLikeでは無くLoveの方として見ていたらしい。



告白だって彼の方からしてきた。少し考えOKするとその場で抱きしめられキスをしてきた。



ファーストキスだったんだが…まぁいい。20歳にもなってキスをしてないのは周りから見たら相当やばいらしい。



そこからである、私の印象が砂のお城のように崩れ去っていったのは。

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