Episode.5 ページ7
私は手元のメモに、凪 誠士郎(めんどくさがり屋鬼畜野郎)御影 玲王(無自覚タラシ野郎)と書き落とす。
「何書いてんの?」
『君たちのメモだよ。まずは名前と顔と特徴を一致させないとね。』
私はみんなのマネージャーなんだからね。とドヤ顔で言う。
「それにしてはメモの内容が酷すぎる気がするんだけど……」
いつの間にか隣で私のメモをのぞき込む凪くん。
元々御影くんは私の隣に居たので2人に囲まれた状態だ。
うへ、両手に花だァ!!!
ってか……
『凪くん身長高っ!?!?』
ずっと寝転んでいたので足長いなぁくらいしか思っていなかったが、隣に着てみると御影くんよりも背が高いことに気がつく。
「……そうかな。」
Aは低い方が好きなの?と顔をのぞき込まれた。
『ヒュッ……ち、近いっです凪さん……』
私が照れているというのに、無視してどうなの?と続ける凪くん。
「凪、どーした?」
御影くんも凪くんの行動に戸惑っているようだ。
この無自覚フェイスで何人のおんにゃのこ達を落としてきたのだろうか……
『いやっ、た、高い方が好きです……ハイ』
私がそう答えると、「ふーん……」と一言だけ言い、ゲームにもどる。
『…… 玲王くん。凪くんって無自覚天然タラシ野郎なんですか……?』
「いや、俺もあんな凪初めて見た……」
私たちはお互い3秒ほど顔を見合せる。
とても神妙な面持ちをしていた玲王くんにプッと笑みを零すと、釣られたように玲王くんも笑った。
「Aが面白いから興味持ったのかもな!実際俺も気になってるし……?」
玲王くんはちらっとこちらを見て妖艶に笑った。
『あっ。好き……』
「は!?」
はっ!!何を言っているんだ私は……!!
ごめんついっ!!と言うと玲王くんは少し頬を染めて腕で顔を隠した。
「そういうこと、俺以外のやつに言うなよ!!」
行くぞ!凪!!そう言って凪くんを引っ張って部屋に戻った。
「え……まだゲーム途中なんだけど……」
『……すぅ。』
照れたのか……?イケメンとか好きとか、色んな人に言われてそうな顔してるのに!?
なんだそれ可愛いんだけど……萌えるんだけど……?
私は御影玲王のメモに、(意外と初)と書き足した。
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黒糖さまでーす - 良い (2023年3月29日 18時) (レス) @page18 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます(;;)めっちゃモチベになりました…!これからも頑張りますので宜しくお願いします(*´˘`*) (2023年1月4日 2時) (レス) id: 708c48853c (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - りおさん» りおちゃんありがとうございます- ̗̀ ෆ( ˶'ᵕ'˶)ෆ ̖́-どんどん湧いてくるのでガンガン文字に起こしていきます……!!!もっと色んなキャラと会わせたいんですけどねっ!! (2023年1月4日 2時) (レス) id: 708c48853c (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 私このお話すごく好きです!めっちゃ応援してるので頑張って下さい!! (2023年1月4日 1時) (レス) @page25 id: 6e1da832f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もなか | 作成日時:2022年12月24日 11時