Episode.29 ページ32
突然モニターに絵心が映し出されたこともあり、食堂は更にざわつきを見せた。
「おい、A。食事が終わったらさっさと仕事に戻れ。」
『えっ!?わ、私!?』
絵心はモニター越しに私を見たかと思うと、いきなりそう言い放った。まさかそれを言うためだけにモニターをつけたのだろうか…
(いや、もしそれなら前みたいに電話してくるはずだよね……きっとたまたま私が見えたから言っただけだようん……)
(だとしてもそんな公開処刑みたいな事しなくても良いじゃんね!?!?私は確かに絵心さんのイッヌだけどさぁ! )
私がそんなことを考えていると、不満そうな顔が絵心にバレてしまったのか、「まぁ、嫌ならクビにしてやってもいい。」と言い出した。
『はい!嘘ですすみません!働きますご主人様っ!』
私がそう言うと、絵心は満足そうに頷いた。
「……それでいい。あと、要件は別にある。食堂に居たものは察しがつくと思うが、二次選考の報酬の話だ。」
(あ、やべ……絵心しゃんに怒られ案件かもしれねぇこれ…)
絵心が二次選考の話をしだしたので、自分が勝手に報酬を決めたことを怒られるかと思っていたが、絵心が発した言葉は、Aの予想とは違っていた。
「二次選考は一次選考に引き続き、ゴールPtを消費することによって報酬を得られるようにする。だが話が違うのはここからだ……AA、こいつに関する報酬も可能とする。」
絵心がそう言い放った瞬間、再びざわつき始めたのが分かった。
「……Aが、報酬…?」
「悪くないんじゃねーの?」
「……!!俺も頑張らなきゃ」
「ふん、馬鹿馬鹿しい。」
もちろんAも黙ってはいない、自分を報酬にされるだなんて全く持って意味不明だ。
『……聞いてないんですけど絵心さん!?!?って最後馬鹿馬鹿しいって言ったやつ誰じゃおいっ、ふざけるなぁっ!!』
Aは大声で絵心に抗議するが、絵心は一切聞き入れないといった様子だった。
「お前が言い始めたことだろ……?」
『ぐっ…なにも、言えない……。』
「まぁ、お前に元々拒否権は無い。二次選考のプラス報酬はこんな感じだ。」
絵心はAに淡々とそう告げると、モニターの横に1枚の資料を映し出した。
『二次
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黒糖さまでーす - 良い (2023年3月29日 18時) (レス) @page18 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます(;;)めっちゃモチベになりました…!これからも頑張りますので宜しくお願いします(*´˘`*) (2023年1月4日 2時) (レス) id: 708c48853c (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - りおさん» りおちゃんありがとうございます- ̗̀ ෆ( ˶'ᵕ'˶)ෆ ̖́-どんどん湧いてくるのでガンガン文字に起こしていきます……!!!もっと色んなキャラと会わせたいんですけどねっ!! (2023年1月4日 2時) (レス) id: 708c48853c (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 私このお話すごく好きです!めっちゃ応援してるので頑張って下さい!! (2023年1月4日 1時) (レス) @page25 id: 6e1da832f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もなか | 作成日時:2022年12月24日 11時