夏の花と君と僕～夏の夜の儚い夢～ (ページ45)

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第36話蝕むページ45

赤羽波音《お前が赤嶺くんの彼氏とかありえないから。ただの間違いだから。遊ばれてるだけだから。バカだよねほんとに。哀れだわ。お前に彼女が務まるわけがないのに浮かれやがって。あろまが好きになる様に仕向けやがって...あろまに嫌われるように仕向けてあげたのに。可愛そうだね。まだ初恋の相手を忘れられない癖に別の人と好きになるとか本当に最低。これ以上あろまに近づかないで
あろまは私を必要としてるの。あろまは気づいてないふりをしているだけ。私もあろまを必要としているの。愛し合う運命なの。
これ以上近づいたらお前を潰す

気分が悪くて吐きそう...
かな「....ｳｯ...」
口を抑えて洗面台に向った。
かな「ｳｯ...ｵｪ...」
よく落ち着いたその瞬間...
吐き出たモノに目を疑った...
かな「嘘...でしょ...」
洗面台には真っ赤な液体が流れていた....
かな「血...」
確かに最近体調が悪かった。
誰にも悟られないようにしていたけど...
遂に体にも出てきてしまった...
かな「...まさかね...一応行っとこうかな...」
財布を持って私は家を出た。
病院に来て先生に見てもらった。
先生「麻井さん...あなたは...」
かな「!?」
先生に言われた言葉が信じれなくて
先生の話が頭に入ってこない。
涙ばかりが溢れて自分ではどうにもできない
かな「先生...私...」
伝えた言葉は先生を驚かす事だった。
先生「....わかりました。ではまた」
もう少し、少しだけでいいから
楽しい時間を...みんなと...