夏の花と君と僕～夏の夜の儚い夢～

夏の夕方...夕日が真っ赤に染まるころ
｢好きです。付き合ってください｣と言った。
その人は悲しそうな顔をして
｢ごめんね。でもありがとう。｣と優しい笑顔で言ってくれた。これが私の初恋の終わり...
鬼と呼ばれるぐらい毒を吐くのも、先生と呼ばれるぐらい頭がいいのも、実はツンデレでとっても優しいところも全部好きだった。
あの告白から何日がたっただろう...
外を眺めていると君がいて君はなにかを
私の玄関前に置いて来た道をもどって行った
玄関の前には小さな花束が置かれていた。何故花束を彼が置いていったのか私にはわからなかった...

｢好きです。付き合ってください｣
顔が赤くて下向いてしまった君。でもね
｢ごめんね。でもありがと｣と彼女に伝えた
黒く短めの髪も、優しいとこも、お人好しなとこも、寂しがり屋なとこも好きだったよ。
でもごめんね。ほんとうに...
俺と君は不釣り合いなんだよ。どれだけ君の事を想っても無駄なんだよ。
せめてものお詫びに...
彼女の家にクジャクソウの花束の置いた。
この花の意味にいつか気づいて欲しいと
思う夏の朝の出来事
失った初恋に想いを馳せる彼女と
記憶を無くした彼とその仲間達の
淡く切ないひと夏の恋物語...執筆状態：続編あり(完結)

夏の花と君と僕～夏の夜の儚い夢～

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