夏の花と君と僕～夏の夜の儚い夢～ (ページ25)

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第21話やるわけないだろあろまはside ページ25

「キャーーーー」
その声はクラス中に響いた
声がした方に目をやると真っ赤な液体がぽたぽたと流れ落ちていた
「せっ先生...筆箱にカッターの刃が入っててそれで」必死に状況を説明しているしているやつ、傷が深いのか必死に痛みをこらえるやつ。。。近くにはカッター...名前を見た瞬間すべてを否定した。
嘘だろ...なわけない...あいつがやる訳ない...
そんな事を考えているあいだに事は進んでしまっていた
「麻井かなって書いてんぞ。麻井のじゃねーか？」
かな「私はカッター持ってきてないから違うよ？」
みお「とぼけないでよ？カッターの刃が1枚ないじゃない!!私を傷つけて...そんなに私の事が嫌いなの!?毎日毎日私に嫌がらせして...」
傷口を抑えながら泣き始めた神咲
そんな神咲をあやす佐久間
突然のことで呆然とするかな
でもあのの文字はかなのものなのか...
もしかしたらかなへの嫌がらせか...？
もしそうなら悪質かつ行動が幼稚過ぎる....
FB「あろま...どうした？」
き「すっげぇ怖い顔してるぞ」
えお「かなじゃないって思ってんだろ？」
あ「えおえおは察しが良くて助かる」
FB「えっ？でも...カッターはかなのって...」
あ「あいつのものと確定するには早いだろ
誰かの嫌がらせってことも考えれるだろ」
き「確かに...みらいに聞けば何かわかるかもしれないな」
えお「みらいは...あんな感じだぞ」
えおえおが指を指した先にはなんとも言えないオーラが漂っていた。悲しいという感情･そんなわけないと思う気持ちがごちゃごちゃになって暗いオーラ
何故かかなはやってない。やる訳ないんだって信じているみらい。
かなはこんないい愛棒を悲しませることはしない。だからかなはやってない...
理由としては不完全だけど俺には十分な理由
あ「みらいをさ、悲しませるような奴じゃねぇだろ?かなはさだから...かなはやってない」
FB「だな。大切な愛棒だもんな」
えお「愛方じゃなくて愛棒なんだな」
き「愛方も愛棒もおなじじゃないか？」
あ「愛方というより愛棒の方があいつららしいよ」
き「愛棒を悲しませるやつなんていないよなw証拠探しの前に頼れる助っ人に話を聞かないとw」
みらい「助けてあげてよ...」
あいつの大好きな愛棒は同じように考えてたらしくなんだか微笑ましく思えた
あ「助けないとな大好きな愛方をな」
振り向いたみらいは今にも泣きそうな表情だった