心の底から叫ぶんだ。【Eiji】#2 (ページ7)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:10,403 hit

届かない景色。ページ7

《eiji side》

やっぱり、俺の事、嫌い、かぁ。

(A)｢……“会いたくない”し、“大嫌い”。“さようなら”」

と言って、去っていった彼女。

(そらちぃ)｢あれ？赤木さんどうしたの？あんなに怒って」

きっとAは自分の事を言われていると思ったのだろう。

だが、俺以外の皆は“この話するの何年ぶりかな？”、“俺はAのことをずっと待ってたんだよね”という話をしていたのだ。

いわゆる、勘違いってヤツ。

だから俺以外の皆はどうしてAが帰ったのか分からない。

まず、Aだということにも気付いていない。

“赤木桜”として皆は彼女の事を見ている。

(ツリメ)｢俺ら、なんかヤバイ事した？」

(リクヲ)｢どうしよ、YouTuberクビ？？」

何て皆は言いやがる。

(エイジ)｢違うだろ、辛い失恋でも思い出したんじゃね？」

(そらちぃ)｢え“！？嘘、なら俺らスゲー悪ぃ事した！」

(ツリメ)｢今度謝りに行こう！！」

(リクヲ)｢いや、それは赤木桜に会う為に言ってるだろ笑」

(エイジ)｢……でもちゃーんと謝った方がいいんじゃね？もし嫌な思いしてたら俺らも嫌じゃん。」

(ツリメ)｢……そうだね！」

(そらちぃ)｢いつ行く？」

(リクヲ)｢今から行っちゃえば？お詫びの品何も持ってないけど笑」

(そらちぃ)｢1番失礼な奴らだー笑」