___くんと出会い。 ページ1
出会い。
♪キーンコーンカーンコーン
聴きなれた予鈴で皆が一斉に席へと戻る。鳴り終わると同時に先生がやって来る。
先「皆、おはよう」
「「「「『おはようございます』」」」」
それが私の日常である。
先生が帰ると他の教室へ移動する。教科書にノートに資料集に筆箱。両手で抱えて持っていく。
すると途中で腕を引っ張られる。あぁ、いつものギャルである女子達だ。
女子1「“可愛い”って言われるからって調子乗ってんじゃねーよ」
女子2「ブスに決まってんだろーが」
『別に調子乗ってないですし、可愛いなんて言われてません。』
女子3「は?メッチャ腹立つんですけどーw今日もやっちゃおー」
女子1「いいねいいね明日、顔をパンパンに腫らして学校来るといいよ」
女子2「あははwチョーウケるwwお前見て皆が引いていくんだよねーw」
そしていつも通り暴力を受ける。あぁ、また1限目に遅れてしまう。
これが私の日常である。
?「え、お前らなにやってんの?」
これが、私の日常なはずだった。
?「今どき暴力とか……ダサっw」
前髪をちょんまげのように上げて結び、大きな眼鏡をかけている男の子。
?「ねぇ、君大丈夫?こんなに酷い事されて痛くないの?」
『痛い』なんて言えないよ。彼女たちの目を見れば分かる。この人は学校で1番モテてる同じ学年の
“_______”くんだ。
女子1「気にしないでよ、マホトぉー!ウチらじゃれてるだけーw」
「……ホントに?ねぇ、ホントに大丈夫?」
『……ッはい。』
あぁ、目から暖かいものが出てくる。床に落ちていく。まん丸い雫が床を濡らしていく。
「大丈夫じゃないじゃん。これからなんでも俺に言いな。味方するから。」
優しく私の頭を撫でてくれた。子供のような無邪気な笑顔で話してくれた。
「お前ら、この子に近付いたら俺が許さねぇから。」
そう言ってくれると女子達はそそくさと帰って行った。それから1ヶ月間、私は平和だった。
___くんとお話したり、授業サボってみたり、学校抜け出したり、お昼食べたり、買い物したり。
とても楽しかった。素敵な“非日常”だった。でも突然、日常は戻ってくる。
女子1「ほんとイラつく。消えろ」
急に背中を押されて、落ちた先は階段。
『痛いッ』
.
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香夏(プロフ) - 私も何を言われようと信じます!投稿頑張ってください!! (2019年6月25日 1時) (レス) id: 055bcd4fcf (このIDを非表示/違反報告)
あずま(プロフ) - なので投稿はバリバリ続けますよ!逮捕されたって勝手に名前使ってここの世界で清く正しく生かしてあげます! (2019年6月23日 21時) (レス) id: 40fd5da7d9 (このIDを非表示/違反報告)
あずま(プロフ) - こまおさん» でも、彼は帰ってくるとファンの1人として信じていようと思います。 (2019年6月23日 21時) (レス) id: 40fd5da7d9 (このIDを非表示/違反報告)
こまお - 逮捕されましたね…残念ですね… (2019年6月22日 18時) (レス) id: 4d9e133d68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あずま | 作成日時:2019年5月19日 23時