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第177話 ページ29

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やっと、屯所に着き。私たちは近藤さんと兄貴に全ての事情を報告し、勝手に行動した事については後日始末書を提出するように言われた。

夜も遅いという事もあり、近藤さんは私たちの事を考え、今日はしっかり睡眠を取るようにと伝えると、その日はそれだけで終わった。

風呂に入り、部屋で寝る準備をしていると、先程のパトカーでの事が頭をよぎる。

『(あれから運転手の部下が動揺しすぎて事故をしそうになったから、総悟はそれからは何もしてこなかったけど…)』

本当に嫌がらせだったのだろうか、でも、総悟ならキスなんて何人ともしてそうだし、私をからかって面白がっていただけかもしれない。

『寝て忘れよ!』

私は布団を持ち上げた。すると、何故私布団で既に誰かが寝ていた。見慣れたアイマスクをして堂々と私の布団に潜り込んでいたのは総悟だった。

『ど、どこから湧いてきた!!』

「ん…A待ってたらいつの間にか寝てやした。それにしても寝心地いい布団ですねィ」

『そんなことどうでもいいんだよ!さっさと自分の部屋で寝ろよ!』

「冷たいですねィ、さっきまで俺と熱いキス交わした人間とは思えねぇや」

その言葉にカッと顔が赤くなる。

『もうからかうのはやめろよ!///もう十分仕打ちは受けたから!私も悪かったっていってるだろ…』

「まだそんな事いってんですかィ」

総悟は私の腕を掴んで自分に引き寄せてきた。私は状態を崩して総悟に倒れ込む。

「ほんとに鈍感な野郎ですねィ」

『な、何すんだよ!///まだからかうってなら…』

「俺は好きですぜィ、Aの事。前に言った時からずっと」

『っ///そんなの言われたって…』

「嫉妬してたのはどこのどいつでィ」

全部総悟はお見通しだったらしい、分かっていて彼は楽しんでいたのだ。

『〜っ///わーったよ!!///私も降参する…』

私は総悟から離れようとしたが、腰に手を回され、完全に抱きしめられる。

『ちょっ、総悟、お、重いだろ!///』

「重くない」

私が上に乗っかった状態で抱きしめられているので顔はお互い見えない。

「ちゃんと聞かせてくだせィ」

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ののこ(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2018年11月23日 21時) (レス) id: c2027c837f (このIDを非表示/違反報告)
天沢くるみ - 私、この小説大好きです。早く続きがみたいです!! (2018年11月6日 6時) (レス) id: 229af56316 (このIDを非表示/違反報告)
のい - めっちゃ面白い!!これからも更新頑張ってください!! (2018年10月22日 18時) (レス) id: 19517f28f3 (このIDを非表示/違反報告)
闇染 - 頑張って下さい!! (2018年10月18日 21時) (レス) id: 81cab5b818 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かしのしの | 作成日時:2018年10月17日 10時

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