第159話 ページ11
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
その日の遊園地は総悟達が帰るまで私たちは彼らを尾行したが、何も起こることなく解散した。
そして次の日、総悟も仕事だというのに彼女はまた真選組に訪れた。
「君を連れていくには危なすぎるって!」
今日は攘夷浪士のアジトに乗り込む日だったのだ。そんな日に彼女は総悟の仕事を見てみたいと言っている。
「総悟、ちゃんと伝えていなかったのか?」
近藤さんが総悟に聞く。
「俺ァちゃんと伝えやした。」
「困ったなぁ」
近藤さんが頭を抱えた。
私は普通に追い返せばいいだろと思ったが、近藤さんのことだからまたそんな事は言えないでいるんだろう。
「今日は隊士達も出払うんだ、だから1人で屯所で待ってるってのはどうだ?」
『は?!』
私は近藤さんの提案に思わず声が出た。
『そんな!それこそ危ねぇよ!!』
「ん?Aちゃん、何が危ないんだ?」
『(こいつが屯所に1人でいたら何するかわかんねぇよ!機密情報だってもってかれるかもしれねぇのに...!)』
そんな事総悟や本人を目の前にして言える訳もなく
『真選組屯所なんか安全な場所じゃないんだ。いつ誰が狙ってるのかも分からねぇ、1人でここで待たせるくらいなら連れて行って外で見張りの隊士達についていて貰った方がまだ安心できる』
「たしかに...ならAちゃんが護衛してくれないか?」
『え?』
「Aちゃんが護衛してくれるなら俺達も安心だ、今日は建物の中に入らなくていいからさ」
『(私がこいつを護衛?!)』
すると彼女は私を見ると微笑んだ。
「よろしくお願いします」
126人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ののこ(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2018年11月23日 21時) (レス) id: c2027c837f (このIDを非表示/違反報告)
天沢くるみ - 私、この小説大好きです。早く続きがみたいです!! (2018年11月6日 6時) (レス) id: 229af56316 (このIDを非表示/違反報告)
のい - めっちゃ面白い!!これからも更新頑張ってください!! (2018年10月22日 18時) (レス) id: 19517f28f3 (このIDを非表示/違反報告)
闇染 - 頑張って下さい!! (2018年10月18日 21時) (レス) id: 81cab5b818 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かしのしの | 作成日時:2018年10月17日 10時