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第136話 ページ38

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数時間後、寝袋と焚き火のおかげで多少暖かくなった私はすっかり寝てしまっていた。

「おいっ!しっかりするんだ!!」

体を激しく揺さぶられ、私は目を覚ます。ゆっくり目を開けると、そこにはよく知っている顔の人物がいた。

『...か、つら?桂?!?!』

「こんな所で一体何してるんだ!吹雪の中A殿がなぜ1人で?!」

『それはこっちのセリフだ!!』

私はつい、寝袋を開けて飛び起きてしまった。

「!?...A殿、気持ちはよく分かるが、こんな状況でそんな事...」

私は自分が下着姿の事に気づいて咄嗟に桂を殴ってしまった。

『す、すまねぇ。咄嗟に殴っちまって...』

「構わぬ、それよりそんな姿では寒さは凌げないだろう。」

桂はそう言うと羽織っていた物を私に渡してきた。

『あ、ありがとう』

「年頃の娘がそんな姿でいては危険だ。」

(なんだ...桂って案外良い奴なんだな。)

「でないと俺が正気でいられない」

鼻血をタラタラ流しながらドヤ顔でそんな事をいう桂に呆れた。

『私は真選組とのスキー旅行中に遭難したんだよ、お前は結局何しにここにきたんだ?』

「俺は、エリザベスと雪合戦をしにきていたら、途中で熊に襲われお取りになって逃げてたら、ここまでたどり着いたって訳だ。」

『なんか後付けした理由みたいに適当だな...まぁいいや、吹雪が止めばお互い帰れるだろう、それまでお前もここにいて構わない』

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闇染 - 総悟のかわいさ・・・。 (2018年10月13日 22時) (レス) id: 81cab5b818 (このIDを非表示/違反報告)
闇染 - 貴方は神ですか!?すごく面白いです! (2018年9月19日 18時) (レス) id: 81cab5b818 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かしのしの | 作成日時:2018年9月9日 22時

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