第125話 ページ27
「でも俺がこの船に乗ったらもう、俺とAちゃんは敵同士だからね」
そうだ。私たちはただ離れ離れになるだけではなく、本来の敵同士という仲に戻るのだ。
『...わかってるよ』
「じゃあ、次会うときはもう少し強くなってね、じゃなきゃ俺はAちゃんを殺さなきゃいけなくなっちゃうから」
『...そんな事させるかよ。』
私は涙を拭いながら答えた。
「そろそろ行くね、ばいばいAちゃん」
私の頭にぽんっと手を乗せると、戦艦に乗り込んでいった神威。
もう彼とは仲間として会うことはこれっきりだ。
「...さよなら、神威」
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「団長、そんなに落ち込むならAも連れてこればいいじゃねぇかよ、あいつもあいつで団長のこ好いてたんだろ?」
宇宙の星を眺めていた神威に阿伏兎が声を掛ける。
「阿伏兎は分かってないなぁ。これでいいんだよ。」
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闇染 - 総悟のかわいさ・・・。 (2018年10月13日 22時) (レス) id: 81cab5b818 (このIDを非表示/違反報告)
闇染 - 貴方は神ですか!?すごく面白いです! (2018年9月19日 18時) (レス) id: 81cab5b818 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かしのしの | 作成日時:2018年9月9日 22時