第123話 ページ25
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『ん...』
「A!!」
目を覚まして直ぐに目に入ったのは総悟の顔だった。いつになく、珍しいその顔に驚いた。
心配そうに今にも泣いてしまいそうな顔で私の手を握る総悟。
『...病院？』
私は気を失う直前の記憶が蘇り、状態を起こすと『神威は？！』と聞いた。
「...あいつならこれを残してどっかいきやした。」
総悟の手のひらを見ると中身のない小瓶。
「怪しかったからほんとは調べてから飲ませたかったんですけど、Aも瀕死の状態でこれに頼るしかなかったんでさァ。どうやらほんとにAを助ける薬だったんですねィ」
『神威...』
(きっとこれは私たちを元に戻す薬だ...明らかに前よりも体の感覚がちがう。)
私はベットから降りると部屋から出ようとした。
しかし、総悟にそれを止められる。
『お願い総悟、離して』
「まだ安静にしてた方がいいでさァ、傷も塞がってるわけじゃねェ」
それでも総悟の腕を振りほどいて病院の出口まで走る。
(きっとこの薬を手に入れたという事は、神威は春雨に帰るんだ...)
私は記憶と感を頼りに人目のつかない海の方に走った。
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闇染 - 総悟のかわいさ・・・。 (2018年10月13日 22時) (
レス) id: 81cab5b818 (このIDを非表示/違反報告)
闇染 - 貴方は神ですか！？すごく面白いです！ (2018年9月19日 18時) (レス) id: 81cab5b818 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かしのしの | 作成日時：2018年9月9日 22時
