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第9話 ページ10

「よし、女一人こっちによこせ。お前にしよう、俺のところに来い。」

テロリストが九兵衛を見て言った。

「若に何しようって言うんですか!!連れていくなら私にしてください!!」

「東城、僕なら大丈夫だ。もしかしたら僕が行くことによってあいつらのスキをつけるかもしれない。」

『待って、行くなら私が行く』

「しかしあいつらは女が必要なんだろう、君では...」

『九兵衛さん、悪いけど私女なんだよ。』

「Aさん!!それは秘密で...!!」

『こんな時にそんなこと言ってる場合じゃねぇだろ。』

そう言うと、私はテロリストの方へ歩いていった。

「おい、俺が呼んだのはてめぇじゃねーよ。女を呼んだんだよ。」

私は結んでいた髪をほどいた。

『私は女だ。』

一瞬周りは静寂につつまれる。
そして、テロリストは一言、

「いや、男ですよね?」

『女だっつってんだろーが!!...人質を私一人にしてほしい、他を解放してくれ。』

「は?なんでお前の要求をのまなきゃなんねーんだよ、状況わかってんのかお前。」

『こんだけ人質とればさすがに見張りきれねぇよ、そのうち不利になるのはそっちだ。』

「うっ...」

『それに私を誰だと思ってる...私は、真選組副長土方十四郎の妹。土方Aだ』


私の話に納得したテロリスト達は、私だけを人質をとることにしてほかの人は皆建物から解放した。

「彼女を助けないと...」

「しかし、今私たちが動けばA殿は撃たれてしまいます。流石にこの人数相手に、A殿からあの近距離の銃弾を防ぐのは不可能です」

「...待っていてくれ、必ず助ける」

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リンネくん - えっ!?イラストうますぎです…憧れる… (2019年8月3日 10時) (レス) id: 6abacdae2f (このIDを非表示/違反報告)
ねこっち - 絵上手すぎ!以外と主人公可愛い (2018年9月7日 19時) (レス) id: ebdb585775 (このIDを非表示/違反報告)
樗艪松 - 早くみたい!!!便新頑張って下さい!!!! (2018年7月12日 20時) (レス) id: 377d890a64 (このIDを非表示/違反報告)
夏猫 - 面白いです!こういう感じの小説好きです!更新頑張ってくださいね! (2018年7月8日 23時) (レス) id: a26082a895 (このIDを非表示/違反報告)
ドS - 面白いです。応援してます (2018年6月10日 18時) (レス) id: 6550c80750 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かしのしの | 作成日時:2018年5月23日 2時

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