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第5話 ページ6

『だから私は男じゃないって!!!てか、そこの銀髪!なんで裸なんだよ!!』

「あ、確かに」

近藤さんと総悟は今気がついたような顔をする。

『いや初めから気がつけよ...』

「それがよ、なんか風呂はいってたらすりガラス越しに人影が見えて。誰かと思い出てきたらこいつとぶつかったわけ。」

『いやそうだとしてもここに来る前に服着ろよ』

「ということはAが旦那の覗きしようとしたってことですかィ?」

『は?!普通逆だろ!!』

「逆もねぇよ!!!」

何故か銀髪に怒鳴られる。

「Aが悲鳴あげる直前までこいつは俺といた。てめぇが見たのは別の隊士だ」

兄貴が私のアリバイを言ってくれた。
しかし、何故か納得のいかない様子の銀髪。

「あの動きは絶対覗きだった!俺をいやらしい目付きで見ようとしてたんだよ!」

「いや、すりガラス越しだったんじゃなかったのかよ...にしても、この時間に風呂使うやつなんてほとんどいないし。もしかして万事屋が見たのって幽霊か何かじゃねぇのか?」

近藤さんが笑いながら言う。

「てんめ!何笑ってんだよ!!家帰りづらくなったじゃねぇか!!どうしてくれんだよ!!」

近藤さんの胸ぐらを掴んで怒鳴る銀髪。
どうやら幽霊が苦手らしい。

『はっ、いい年して幽霊なんか信じてんのかよ。情けねぇ...、なぁ?兄貴?』

隣の兄貴の方を見ると、何故か兄貴も額に汗を流して何か焦っていた。

「...マヨネーズが減ってたのってもしかして...幽霊...」

『嘘だろ兄貴。まさか幽霊信じてんじゃ...』

「ば、馬鹿野郎!!信じるわけねぇだろ!!万事屋と一緒にすんじゃねぇ!!」

「はぁ?それはこっちのセリフだわ!!俺だって全然ビビってねぇし!!」

何故かこんな夜中に大の大人がみっともない取っ組み合いを始めた。

「付き合ってらんねぇでさァ、近藤さん、A、この人達ほっておいて寝やしょう」

「そうだな、Aちゃんおやすみ」

『おやすみなさい』

私が布団に入ると、さっきまで仕事していた兄貴が書類ほっぽり出して、私の隣に入ってきた。

『あ、兄貴?何してんだ。兄貴の布団はこっちじゃねぇだろ...』

「う、うるせぇよ。一緒に寝てやるっていう兄貴の優しさがわかんねぇのか」

明らかにガタガタ震えている兄貴に呆れる。
すると、何故か銀髪の男まで反対側の布団に入ってくる。

『ちょちょちょ!!てめぇは何入ってきてんだよ!!///』

必死に足で侵入を阻止するも、銀髪は諦めない。

「お前らのせいだからな!!」

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リンネくん - えっ!?イラストうますぎです…憧れる… (2019年8月3日 10時) (レス) id: 6abacdae2f (このIDを非表示/違反報告)
ねこっち - 絵上手すぎ!以外と主人公可愛い (2018年9月7日 19時) (レス) id: ebdb585775 (このIDを非表示/違反報告)
樗艪松 - 早くみたい!!!便新頑張って下さい!!!! (2018年7月12日 20時) (レス) id: 377d890a64 (このIDを非表示/違反報告)
夏猫 - 面白いです!こういう感じの小説好きです!更新頑張ってくださいね! (2018年7月8日 23時) (レス) id: a26082a895 (このIDを非表示/違反報告)
ドS - 面白いです。応援してます (2018年6月10日 18時) (レス) id: 6550c80750 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かしのしの | 作成日時:2018年5月23日 2時

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