第48話 ページ50
無難に食べ物とか？とも思ったが、ケーキなどは大方新八くんあたりが用意してそうだ。
銀時が甘いものが好きなことはしってるが、思い出せる銀時の好きなものはどうも誕生日プレゼントには合ってない。
そこで私はスマホを取り出した。
『20代男性プレゼントっと...』
そこに出てきたワードは、時計、ネクタイなどなど。
『はぁ...？こんなの銀時使わねぇだろ...。財布とかもあるけど、今ので満足してたら私がプレゼントする事でそれを使わなきゃならなくなったりするだろうなぁ...』
その時ふと、後から視線を感じ振り返ってみると、道の端に占い師らしき人物が机に何やらキラキラ光る物を並べて座っていた。
明らかに怪しそうだしいつもの私なら関わりたくと、目も合わせずに通り過ぎていくはずなのだが、何故か今日はその人に吸い寄せられるように近づいていった。
どうやら一応商売をしているらしく、キラキラしたものの正体はブレスレットや指輪などだった。
どれも小さな水晶玉のような飾りがついている。
基本的に私は宝石だのアクセサリーに興味はないが、その時は置いてある商品全て魅了的に思えた。
「お客さん、何か捜し物かい」
占いらしい風貌のおばあさんが私に声をかける。
『あ、えっと、知り合いの誕生日プレゼントを探していて...』
「...なら、これなんかどうだ？」
おばあさんは机に置いてある商品ではなく、別にアタッシュケースを取り出すと、その中からある物をとりだした。
それはアクセサリーではなかったが、一際綺麗な光を放っていたキーホルダーだった。
『めちゃくちゃ綺麗...おばさん、これください』
値段はキーホルダーにしては高かったが、買えない額ではなかった。
おばあさんは親切にわざわざ綺麗に包装までしてくれた。
『って、買っちゃってからおもったけど、こんな綺麗なキーホルダーなんて銀時好みじゃないよなー...まぁ、これと別にパフェでも奢ってあげりゃ喜ぶか』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 165人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リンネくん - えっ！？イラストうますぎです…憧れる… (2019年8月3日 10時) (
レス) id: 6abacdae2f (このIDを非表示/違反報告)
ねこっち - 絵上手すぎ！以外と主人公可愛い (2018年9月7日 19時) (レス) id: ebdb585775 (このIDを非表示/違反報告)
樗艪松 - 早くみたい！！！便新頑張って下さい！！！！ (2018年7月12日 20時) (レス) id: 377d890a64 (このIDを非表示/違反報告)
夏猫 - 面白いです！こういう感じの小説好きです！更新頑張ってくださいね！ (2018年7月8日 23時) (レス) id: a26082a895 (このIDを非表示/違反報告)
ドS - 面白いです。応援してます (2018年6月10日 18時) (レス) id: 6550c80750 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かしのしの | 作成日時：2018年5月23日 2時
