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第36話 ページ37

「トシ、それはあまりにもAちゃんが危険すぎないか...ここは慣れているザキでも」

「いや、たしかにあいつに監察の経験はないが、ここではザキよりあいつの方が上手く動けるだろ。」

近藤さんと兄貴が話していたのは、吉原の潜入捜査の件についてだ。
夜王鳳仙がいた頃は幕府でさえ立ち入ることなど出来なかったほどの隔離空間だった吉原も、鳳仙敗れた今では平和らしいが、まだ春雨の管理下にあり、安全な場所とは言いきれない。

そこに最近過激派テロリストの高杉晋助がたびたび目撃されているらしい。
そこで真選組から1人に監察に向うらしいが、今回は1番接触出来るのが吉原の遊女ということもあり、真選組ただ1人女である私が向かうことになったのだ。

「別にザキでもいいんじゃないんですかィ、だって、ザキが女装しようが姉御が女装しようが大して変わらねぇでさァ」

隣で私に今日も悪態をつく総悟の頭を叩く。

『さすがにザキよりかは女らしいわ!!』

結局最後まで反対していた近藤さんもしぶしぶ納得し、私が遊女のフリをして潜入捜査することに。
うまく捜査を進行するため、店には話を通して置いた方がいいのだろう。万事屋が吉原の遊女たちと交流があった事をしっていた近藤さんは、私を連れて万事屋に交渉に向かった。

「そういうわけで、お前たちから話してもらったほうが変に疑われなくても済むだろう。」

近藤さんが銀時に事情を説明すると、銀時はいかにも面倒くさそうに鼻をほじっていた。

「いや、いいけどさ。Aに遊女なんかできんの...そんな男顔じゃ高杉も選ばねぇよ?あいつの趣味はな」

『いいんだよ!!別に!!むしろ私が高杉に選ばれたらよ、夜の営みしなきゃいけなくなるだろっ!!///だからどうせ選ばれないのは分かっている、飯を運んだりお酌をする係でいいんだよ。それだけでも重要な話が聞けるかもしれない。』

「ふーん、まぁ俺から日輪たちに話するのはいいけどよ、Aほんとに気をつけろよ。高杉はチビだからって舐めてたらやべーからな。まぁ、目みればヤバいのは分かると思うけどよ」

『はぁ...』

そんなこんなで、私は万事屋と共に吉原へ。
吉原で私達を出迎えてくれたのは、日輪さんと月詠さんだった。

『あ、あれ?!つ、月詠さん??』

以前私が小さくなってしまった時にお世話になったあの月詠さんだった。

「主はたしかAといったかの」

「そーいやお前ら何気顔見知りだったんだな。」

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リンネくん - えっ!?イラストうますぎです…憧れる… (2019年8月3日 10時) (レス) id: 6abacdae2f (このIDを非表示/違反報告)
ねこっち - 絵上手すぎ!以外と主人公可愛い (2018年9月7日 19時) (レス) id: ebdb585775 (このIDを非表示/違反報告)
樗艪松 - 早くみたい!!!便新頑張って下さい!!!! (2018年7月12日 20時) (レス) id: 377d890a64 (このIDを非表示/違反報告)
夏猫 - 面白いです!こういう感じの小説好きです!更新頑張ってくださいね! (2018年7月8日 23時) (レス) id: a26082a895 (このIDを非表示/違反報告)
ドS - 面白いです。応援してます (2018年6月10日 18時) (レス) id: 6550c80750 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かしのしの | 作成日時:2018年5月23日 2時

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