【銀魂】副長の妹はイケメン少女

第35話 ページ36

そして、体が元に戻った私は、その後この船の船員を見事に全員逮捕することができた。船の中には神楽ちゃんが飴を貰った婆さんもいた。

そして、全員をパトカーに乗せ、連行し、ひと段落付いた。

『えっと...みんなほんとにごめん。私迷惑しか起こさないよな...』

｢いや、Aちゃんがこんな事にならなかったら、こいつらは逮捕出来なかっただろう。｣

近藤さんが優しくそう言ってくれる。

｢俺はちょっと残念ですけどねィ。ちび姉御可愛かったのに。まあ、1番ショック受けてんのは土方さんじゃないんですかィ｣

兄貴の方を見ると、1人離れて海の方を向いてタバコを吸っていた。私は兄貴の隣に行く。

『あ、兄貴。今回も迷惑かけてごめん...それに私小さいままの方が...』

そう言いかけた時、兄貴は私の頭にポンと頭を乗せて少し撫でた。そんなこと、私が薬で小さくなった時にしかしなかったのに。

｢チビでもでかくてもお前はお前だろ。｣

『兄貴...』

私は今回もトラブルをおこしてしまったけど、なんだか兄貴の愛情を感じられた気がして、ある意味あの薬には感謝していた私だった。

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