【銀魂】副長の妹はイケメン少女

第32話 ページ33

その頃、やっと真選組と万事屋たちが手がかりを見つけ、船にたどり着いていた。
私とは別の女の子が連れさられる所を見たという通報だったが、それに関与している可能性が高いと考えた真選組が、この場所を暴き出したのだ。

｢ここか...｣

近藤さんがパトカーから降り、船を見上げる。

｢こんなでけぇ船がこんな夜中にひっそりと...どっかの密輸業者にちがいねぇ。ここからは真選組だけで大丈夫だ。お前らは帰ってろ｣

兄貴がそう言ったが、万事屋もお妙さん達もそれに応じなかった。

｢嫌よ、こんな危ない目に合わせたのは私のせいだもの。私もAちゃんを助けにいくわ｣

｢まぁわっちらも、ここまできたんじゃ。手伝う他なかろう｣

｢俺達もお妙に頼まれた仕事な訳だし、最後までやりきらねーと金もらえねぇしな。｣

そして、全員で簡単な作戦を立てると、船に特攻していった。作戦では、まず万事屋の3人が船に侵入し、敵をおびき寄せる。その間に女性陣が私と、他に誘拐された子供たちを救出し、真選組が一気に船を攻撃するという作戦だ。

第33話→←第31話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す