第26話 ページ27
あれから夕方になって銀時たちが屯所に1度顔を出した。どうやら、あのおばあさんは見つからなかったらしい。しかし、兄貴たちに町民に聞いた情報を託してきた。
｢僕達ももちろん絶対あのおばあさん捕まえるつもりですが、真選組の皆さんもできれば手伝ってください｣
｢Aごめんアルうううう!!!｣
そう言うと神楽ちゃんは私に抱きつく。
｢おい、チャイナ、Aから離れろィ。てめぇの馬鹿力でAの骨が折れたらどうすんだ｣
｢サド野郎、うるさいネ。絶対Aの事元通りにするアルからな...はぁ、このままでもいいアル...///｣
神楽ちゃんは私をもう一度抱きしめると小声で最後に本音を漏らした。
『私はとりあえずこれでもだいじょうぶだから、みんなそんなに必死になって体壊してもだめだし』
私のその言葉に全員が何故かうっとり顔していた。
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私はこの姿のまま晩御飯は兄貴の膝の上で、お風呂も危ないからと兄貴に入れてもらった。
きちんと私の意思は存在しているのだが、どうやら退化したのは体だけではなく、思考回路も3歳児になっていた。
兄貴とのお風呂は普通なら絶対断るところだが、何故か嬉しいし、近藤さんと鬼ごっこやかくれんぼは不思議なほど楽しいしし。
そして、夜はいつも自室で1人で寝ているのに、怖くて今日は1人では眠れない。
私は枕を抱えて、兄貴の部屋に向う。
ゆっくり襖を開けると、兄貴はまだ起きていた。
必死で私の食べた飴を配っているお婆さんについて調べているらしい。部屋には倉庫から持ってきた資料が山積みになっていた。
『あにき...』
｢...なんだAか、どうした｣
『ごめんなさい...1人でなぜか眠れない』
｢俺はまだ寝れないから、明かりも消せねぇし、総悟の所の方が寝やすいぞ｣
しかし、私は兄貴の所までヨチヨチ歩み寄ると、座っている兄貴の足にしがみつく。
『あにきがいい...あにきもムリしないで寝て』
半泣きで私は兄貴を見上げた。
すると兄貴は口に手を当ててそっぽ向いている。
『あにき？』
｢わかったよ!!///俺も寝るから｣
そう言うと兄貴は私を抱き上げて、布団に寝かすと、自分も隣に横になる。
｢これで寝られるか？｣
『うん、ねられそう。』
｢そうか...｣
ゆっくり目を閉じた私をみた兄貴は、ゆっくり私の頭を撫でる。それが心地よくて私はすぐに眠りについた。
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リンネくん - えっ！？イラストうますぎです…憧れる… (2019年8月3日 10時) (
レス) id: 6abacdae2f (このIDを非表示/違反報告)
ねこっち - 絵上手すぎ！以外と主人公可愛い (2018年9月7日 19時) (レス) id: ebdb585775 (このIDを非表示/違反報告)
樗艪松 - 早くみたい！！！便新頑張って下さい！！！！ (2018年7月12日 20時) (レス) id: 377d890a64 (このIDを非表示/違反報告)
夏猫 - 面白いです！こういう感じの小説好きです！更新頑張ってくださいね！ (2018年7月8日 23時) (レス) id: a26082a895 (このIDを非表示/違反報告)
ドS - 面白いです。応援してます (2018年6月10日 18時) (レス) id: 6550c80750 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かしのしの | 作成日時：2018年5月23日 2時
