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第2話 ページ3

「つまりここに身を置かせて欲しいってことか?」

『流石にちゃんと働くし、出来ればお願いしたいんだけど。』

「働くっつったってお前女だろ。一応。」

『一応って言うなよ!!...まぁそうだけどさ』

兄貴が判断に困っていると近藤さんが話に入ってくる。

「いいじゃないか、トシ。かわいい妹の願いだ、俺にとってもAちゃんは妹のようなものだし。Aちゃんが腕が立つのは昔からよく知ってる。とはいえ女の子を戦場に出すわけにはいかんからな...」

『ほんと私を女の子扱いするのは近藤さんくらいだよ。まぁ言われれば全然刀も持つし、兄貴と同じような仕事もするよ。』

「そうでさァ、俺も姉御の剣の腕はよく知ってらァ。是非姉御に真選組に来て欲しいや。なんか面白そうだし。」

「総悟てめぇ、最後のが本音だろ。」

結局話し合いの末、とりあえず数日は屯所を家として貸してもらえることになった。

「しかし、トシ。こんなむさ苦しい男どもの中に女の子のAちゃんがいるのは少々危険な気もするんだが。何かいい方法はないかなー」

「いや、近藤さん何も危険じゃねぇと思うから大丈夫だろ」

「え?!なんで?!」

「なんでって...あいつを女として見てるのなんか、ほんとに近藤さんくらいだぜ?ほとんど俺みてぇな顔してるだろ」

2人がそんな話をしている間、私は総悟に屯所を案内してもらっていた。

「にしても大きくなったな総悟、昔はあんなにちっさくて可愛かったのに」

「姉御もでかくなりやしたね。胸は昔のままですけど。」

そう言って総悟は私の胸に視線を下ろした。

「総悟てめぇ昔みたいにまたいじめてやろうか。」

「何言ってんですかィ、流石にもう昔みたいにはいきやせんぜ」

「どうだかなー」

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隊員たちはAの話でもちきりだった。

「仲良いんだなー局長とも沖田隊長とも...」

「しかもあんなにイケメンだなんて、なんていうか、副長をマイルドにした感じ。副長も元々イケメンなんだけど、顔こわすぎだし、妹さんはちょうどいい感じだよな」

「てか沖田隊長と副長の妹さん、あの二人一緒にいたら無敵イケメンすぎない?」

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『てか、総悟。姉御はやめて。私達同い年だろ』

「姉御はそれでも姉御でさァ。」

『はぁ...』

「そんなことより姉御、ちょっと怠けてやした?」

『え?まぁ確かに前の仕事では剣を持つこともなかな』

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リンネくん - えっ!?イラストうますぎです…憧れる… (2019年8月3日 10時) (レス) id: 6abacdae2f (このIDを非表示/違反報告)
ねこっち - 絵上手すぎ!以外と主人公可愛い (2018年9月7日 19時) (レス) id: ebdb585775 (このIDを非表示/違反報告)
樗艪松 - 早くみたい!!!便新頑張って下さい!!!! (2018年7月12日 20時) (レス) id: 377d890a64 (このIDを非表示/違反報告)
夏猫 - 面白いです!こういう感じの小説好きです!更新頑張ってくださいね! (2018年7月8日 23時) (レス) id: a26082a895 (このIDを非表示/違反報告)
ドS - 面白いです。応援してます (2018年6月10日 18時) (レス) id: 6550c80750 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かしのしの | 作成日時:2018年5月23日 2時

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