白黒無常に拾われた幼い少女は元サバイバー番外 (ページ34)

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貴方に最高の記念日を！！ページ34

謝必安side

謝「玲夢どこに行くんですか？」

『ないしょ！』

今は夜の0時。

日付が変わって9月2日。

一体何が……

『ねぇびあん、うじん。9がつ2かはなんのきねんびでしょう？』

記念日？

私と笵無咎は考えました。

9月2日……記念日……私と笵無咎と玲夢……あ！

笵「謝必安」

もしかして

謝「玲夢、私達の記念日ですね」

私が答えると笑顔で

『うん！！』と

答えました。

私と笵無咎の記念日。

玲夢覚えていたんですね。

『だからね！びあんとうじんにプレゼントしたくて』

プレゼントですか？

笵「それで何で外なんだ？」

『のうりょくをつかうから』

能力でプレゼント。

謝「楽しみです」

笵「そうだな」

『それじゃいくよ！！』

パリン！

その音がした後目を覚ますとさっきまでいた場所とは違い綺麗な花畑にイルミネーション。

そして輝く星空。

とても綺麗です。

『ふたりともこれ！』

玲夢の手にはピンク色の薔薇の冠が

『ピンクのバラのはなことばはこうふく！ふたりにしあわせを！！』

謝「ありがとうございます玲夢」

笵「ありがとうな」

どうしましょう泣きそうです。

『まだまだいくよ！！』

パリン！

次は永眠町のような場所に花火。

私達の傘を花火で表現していました。

とても綺麗です。

『びあん、うじん』

笵「玲夢、そのケーキ」

謝「もしかして手作りですか？」

『おおきいのはつくれなかったけど、ふたりにたべてほしくてがんばったの！』

玲夢！！

笵「美味しいな」

謝「本当にありがとうございます玲夢」

『びあん、うじん、なみだでてるよ』

本当ですね。

謝「嬉しくて」

笵「あぁ」

『なかないで、きょうはふたりのきねんび、いいひなの！』

笵「そうだな。謝必安くよくよしてると玲夢が心配する」

謝「えぇ、玲夢、素敵なプレゼントありがとうございます。来年もこうして私達を祝ってくれますか？」

『うん！らいねんもさらいねんも！ずっといっしょだよ！』

その言葉に私は玲夢を抱きしめました。

謝「大好きですよ玲夢」

『玲夢も！びあん、うじん、だいすき！！うまれてきてくれてありがとう』

その言葉で私達は元の場所に戻ってきました。

笵「玲夢、謝必安、そろそろ屋敷に戻るか」

そうですね、まだ夜ですから。

謝「玲夢、一緒に寝ますか？」

『うん！！』

私達は手を繋いで屋敷に戻りました。