引越し先まじオワタ【松川一静】 (ページ13)

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オワタ。ページ13

人がドンドン集まる。

「何だ？どうかしたのか？」

黒尾さんがワイングラスを揺らしながらニヤける。

「探しに、行きましょう。」

「だね。」

「え？！何が？！俺も行く！」

俺達は進み出した。

ギシッ

ギシッ

「何だよここ。」

「気味悪い」

さっきと似たような場所にたどり着く。

古びた柱に古びた床。

どれも木で出来ている。

窓はあかないし、ましてやドアなんてひとつもなくただただ長い廊下が連なっている。

谷地ちゃんはビクビクしてるし

東峰さんなんかは頭を抱えてる。

2人とも似てる。

白福さんは何かこの状況でも食べてる。

「あ！赤葦さん！見てくださいよ！」

リエーフが指さした先にあるのは

「うわぁ胡散くせぇドア」

黒尾さんがそう言うと夜久さんが

「は？胡散臭いドアって何だよお前かよ」

「俺はドアじゃねぇ！」

いや、ツッコムのそこじゃないでしょう。

何て言っている暇はない。

「とりあえず開けよう」

澤村さんが前に出る。

「俺が開けます！」

影山がドアを開けようとした瞬間。

バキッ

バキッ

「あれー？皆でナニシテルのかな？」

「「「「？！」」」」

「ここで、ナニをしてるの？」

Aはニコッと笑う。

可愛らしい？なわけない。

俺達は1歩さがる。

「影山くん。そこは開けちゃダメだよ」

いつの間にか影山の前へ。

影山は驚愕する。

すると木葉さんが

「A！国見を知らないか！」

木葉さんアホですか。

通してくれるわけないじゃないですか。

そんなんじゃ。

「国見を探してるの？じゃあ教えてあげる。

みんながアタシとアソンデくれたらね！」

全員が息を飲んだ。