１４話 野菜を食べさせたい！☆ ページ18
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『類』
「その手に持っているものは何かな」
『食べて』
「悪いけれど司君の方が喜んで食べるんじゃないかな」
『私は類に食べてもらうためにいるんだよ』
「僕はそれは食べない主義なのさ」
『好き嫌いはいけません！』
「誰だって好き嫌いはあるさ」
私の手には、類の大大大嫌いな野菜。
まあ、ほうれん草ってやつですわ。
それを、類に食べさせようとしてます。
あ、さすがにほうれん草ごと食べさせるわけにはいけないので、弁当を作ってきました。
名付けて、「類よ、健康になれ！野菜たっぷり弁当」だ。
そう、類は野菜をほぼ食べない。
もっといえば、野菜を食べないのは健康に悪いのだ。
いつ体調を崩すか分からない。少しでも栄養を取ってもらわなければ。
『私、類のために作ってきたんだよ、、？
一口でいいの、類の体調が心配なの……、！』
だから、ね？と弁当を類に差し出す。
それでも類は受け取ってくれない。
そこまで弁当が嫌なのか。
「流石にA君の頼みでも無理があるかな」
そう言って首を横に振る類。
それでも私は諦めない。
『ねぇ、本当にお願い！
類が倒れたら私、やだ！
類にはいつも笑顔で過ごしてほしいの！
健康に生きててほしいの、、』
「……、しかし、ねぇ、」
私はお箸で野菜を取り、類の前にやる。
『どうしても、だめ？？』
そう言って類を見上げる。
「………、、ふふ、僕の負け」
ぱくっ、と野菜を頬張る類。
類は恐る恐る野菜を噛んだ。
その瞬間、顔を歪ませ、そして一気に飲み込んだ。
「やはり野菜は苦手だね」
『…、ありがとぉ、もっと栄養とってよ？？
お願い、倒れたりなんかしたら私の心臓止まっちゃう、、！』
「ふふ、やはりA君には敵わないね」
『じゃあ、次トマト、あーん、』
「、、今日だけだからね、」
そして類は私の弁当を平らげた。
まぁ、そのあと顔が真っ青になってたけど。
『これで、類は倒れる心配は減ったね、、
大丈夫、？？ごめん、嫌なら断ってよかったのに』
「A君の頼みだからね、」
そう言って類は笑った。
A▷winner
))野菜を食べてもらえた
類▷loser
))苦手な野菜を食べた
『じゃあ、明日も作ってくるね』
「…、それは遠慮しておくよ」
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月兎様、リクエストありがとうございました！
これ以外にも沢山のリクエスト感謝ですm(._.)m
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ココとナッツ - A…今年 B…来年 (2021年11月18日 0時) (
レス) @page15 id: b132b85014 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな - 私はジェルくん推しです！ (2021年10月8日 12時) (レス) @page1 id: 6ec5adb387 (このIDを非表示/違反報告)
柚芽南 - 主様、最高です！！二つ目もよろしくお願いします！ありがとうございます！ (2021年9月8日 16時) (レス) id: c6f977ccbc (このIDを非表示/違反報告)
おもち。(プロフ) - 月兎さん» わぁ！仲間いましたか！返信遅くなりすみません、、。大人組もいいですよね！というか皆いい！！(( (2021年9月7日 7時) (レス) id: 55f7429373 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - おもち。さん» 私もす◯ぷり大好きです！みんな大好きだけど大人組が大好きです！ (2021年9月6日 10時) (レス) id: 15b58e3eb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おもち。 | 作成日時：2021年8月30日 15時
