おまけすんちょる3

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｢ どうしてここに…？テヒョン ｣


｢ ん〜何でだろ？｣






遊園地内の広場に座ったのはいいけど

目立つテヒョンをチラチラと見る女の子達
正直、堂々と隣に座ってるの居心地が悪い







｢ Aはスンチョルに泣かされすぎだよ ｣


｢ どうしてそれを ｣


｢ たまたま見つけた。まあ、俺を見るなり
スンチョルの奴観覧車の方に行ったけど ｣


｢ …そうなんだ ｣


｢ 別に邪魔する気なかったのにな〜酷いよね｣






テヒョンが一人でここにいるのも不思議だ







｢ ねえ、何でここに？｣


｢ ここ俺ん所の遊園地だからかな？｣


｢ えっそうなの？！｣


｢ まあね〜｣


｢ なんかもうわかんない… ｣





ここがこの人の遊園地だったとは…

一体年にいくら稼いでいるのだろうか。同い歳なのに








｢ 一ついい事教えてあげる ｣


｢ なに？ ｣


｢ 俺と付き合えばまずお金に困ることは一切ないよ
それに、こんなイケメンを毎日拝められる ｣


｢ …は ｣


｢ スンチョルなんかすぐ忘れさせてあげる！
絶対泣かせないって約束出来る。どう？ ｣






真剣に言ってくれたテヒョンに不意にもドキッとした

この人を好きになれたらどれだけ幸せだろうか





色々とツッコミたい部分はあったけど。







｢ テヒョンに私は勿体ない ｣


｢ 全然そんなことないけど？ ｣


｢ ううん。私ね、人の幸せを素直に喜べない人間なの
自分はこんなんなのにって恨めしくて仕方ない｣





おかしいな


こんなこと、さっきまで全く思ってなかったのに
テヒョンの前だと勝手に言葉が出てきてしまう








｢ 無理して喜ぶ必要ないと思うけどな。例えばさ
Aが誰かと結婚したら、俺多分喜べないもん｣


｢ … ｣


｢ そんなもんだよ人って。だって自分の幸せが一番じゃん｣


｢ 自分の幸せが一番、｣


｢ いくら人のためだって努力してる人がいても
実際は自分がそれで幸せだと思うからしてるんじゃん ｣






悔しいけど納得してしまうことばかりで


だったら、何をしても幸せになる方法がない私は
何をすれば幸せを掴めるようになるのだろうか







｢ 俺だって、Aが彼女になってくれたら幸せだけど
そうじゃなくても一応幸せだからこんな事してるし｣


｢ …テヒョン ｣








" 好きな人が幸せなら自分は何だっていい "


こんな言い訳でしかない言葉なくなってしまえばいいのに









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