浦島坂田船のシェアハウス。 (ページ13)

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志「なあ、坂田。
　
　坂田が言いたくないなら別にいいんだよ。

　でも今、坂田は言わない状態で苦しんでるんや。」

浦「ここは、言った方が身のためだぞ？」

坂「ん・・・・」

坂田は泣きじゃくりながらも、志麻とうらたに教えた。

志麻には「センラが冷たい。」とだけ言っていたが、

どんな事があったかも教えた。

浦「それって、気ぃ使ってるだけなんじゃ。」

志「うらさん。俺らはそういう風に感じるけど

　上手いこと行かんのが三男四男や。

　すれ違っとるんやな。」

坂「どないしよ・・・嫌われた？」

坂田は上目遣いで二人を見つめる。

２人からすれば、涙目で見つめてくる坂田は

あざとくて可愛いだけだった。

志「でも、センラには言えへんやん？」

浦「あと、２日だけだから。」

坂「も・・・いやや・・・」

浦「それとも明日、土曜だから早いけど明日すっか？」

志坂「ええんか！？！？！？」

志麻も一緒になって聞き返す。

今年はセンラの誕生日は平日だった。

だからうらたの案は別に悪いものでもなかった。

志「じゃ、坂田。プレゼント買いに行こや！」

坂「うん！」

うらたは帰って来たセンラに事情を説明するために留守番をした。

志麻と坂田は急いで着替え、買い物へ出かけた。