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坂「ねー、センラ?遊ぼ?」
せ「これから買い物に行くんですけど・・・」
センラはあの日言ったように坂田に対して一線を置くようにしていた。
でも、坂田は避けられてるように感じたらしい。
坂「センラ、僕も一緒に買い物行く!」
せ「1人で大丈夫ですよ?まーしぃとゲームでもしてたらどうです?」
坂田は涙目になりながら志麻の部屋へ向かった。
ノックもせずに紫の扉を思いっきり開けた。
志「うぉ!坂田か・・・ごめん96、一回抜ける。」
志麻は96猫とゲームをしていたらしい。
掛けていた眼鏡を取り、坂田の方を向く。
96「なしたん?」
志「坂田が泣きながら入って来ただけやから。
落ち着いたら戻る。んじゃ。」
一度、パソコンの電源を落としてベットに座り込む。
志麻が座ったすぐ横を叩いて、坂田に座るように合図する。
坂「まーしぃ・・・」
でも坂田は志麻の膝の上に座った。
いや、倒れこんだの方が正しい。
志「坂田、どうしたん?」
坂「センラが・・・冷たい・・・」
志「なんだ、そんなことか・・・」
坂「どないしよ・・・」
志麻は、うらたの部屋に面している壁をどついた。
壁に穴が開くんじゃないかってくらい。
浦「どーしたんだよ。って、坂田?」
坂「うらさーん・・・」
うらたも我慢しきれなくなって
泣いている坂田を見て驚いていた。
浦「まあ、泣くなって。まーしぃ、どうなってんの?」
うらたは坂田の頭を撫でながら志麻に聞いた。
志麻も坂田の頭を撫でながら首を傾げた。
志「坂田ー、センラがどないしたん?」
浦「言わなきゃ分かんねえぞ。」
それでも、坂田は言おうとしなかった。
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作者名:にょんこ0602 | 作成日時:2017年10月6日 19時