浦島坂田船のシェアハウス。 (ページ2)

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坂「なぁなぁ。センラ・・・」

せ「どうしました？」

ゲームの途中、少し低めの声で坂田がセンラに話しかけた。

センラは首を傾げ、坂田の方を見つめる。

坂「俺、いっつも末っ子っていわれとるやん？たまには、男らしい所を見せたいんよ！」

坂田の話を最後まで聞いて、提案をする。

せ「じゃあ、晩ご飯でも作ります？」

坂「お！それええやん！」

センラは時計を確認した。

１５：００

今から買い物に行って、教えながら進めれば丁度いいだろう。

センラはそう思い、支度を済ませるよう坂田に言う。

坂「俺な、作りたいもん、あんねや。」

せ「なんです？」

坂「俺のおとんが好きな、焼き魚と豚汁。」

スーパーでカートを押しながら、話す。

センラは坂田に必要な物を伝え、とってきてもらった。

３０分もしないで、買い物が終わった。

二人はセンラの車に乗って家に帰る。

坂「喜んでくれるかな？」

買い物メモを握り締め、坂田は助手席でニコニコしてる。

家に着くと、うらたはもう帰ってきていた。

坂「なんでうらさん、いんのや！」

う「早かったんだよ。」

そっか・・・と落ち込み気味な坂田を見て、うらたはそっと声をかけた。

う「なんかあんだろ？まってっから。がんばれ。」

う大好きなうらたに応援されて坂田はやる気を取り戻しセンラとキッチンへ向かった。