[忍たま]未来人のご令嬢は忍術学園事務員 (ページ7)

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5話ページ7

A『それだけではこの御恩をお返しすることは出来ません。ですので、こちらをお納め下さい。』

「「「え………」」」

私はそう言って、いつの間にか銭に変わっていた私の持っているお金の一部を差し出した

学園長「いや！こんなには受け取れんぞ！」

A『いいえ！お納め下さい!!!』

学園長「なっ！わ、分かった…受け取らせて頂くよ…ありがとうね〜」

A『大丈夫です。』

「失礼します」
ガラガラ

障子が開いた。誰かと思ったら、とても美人な女性がそこに立っていた

シナ先生「あ！初めまして、私はくの一教室の教師、山本シナよ貴方がA君かしら？」

A『は、はい…！』

シナ先生「学園長先生、一通り話が終わったらこの子と、お話いいですか？」

学園長「今丁度話が終わったところじゃ」

シナ先生「あら！そうだったんですね、ではA君、少しこちらへ」

A『分かりました。』

私はシナ先生に呼ばれ、長屋と言われる場所の廊下に着いた

シナ先生「改めて初めまして、山本シナです。」

A『初めまして、AAです。』

シナ先生「A君、突然なんだけどまず初めに、この、事務員の忍び装束にこの部屋で着替えてきてもらえる？」

A『分かりました！』

そこで私は思った
先生には私が女だという事を言っておいた方が良いのでは？
今言っちゃった方が後々楽だよね…うん…言っちゃお★

A『あの…シナ先生』

シナ先生「ん？どうしたの？」

A『まだ言ってなかったんですけど、私女なんです。』

シナ先生「あら！そ、そうなの?!とても男装が上手なのね…私でも分からなかったわ…」

A『そこでなんですけど、この事を生徒の方々にはバラさないで、先生にだけ言っておいて貰えますか…？』

シナ先生「え？どうして？」

A『じ、実はですね…私、男装が大好きでして、この時代に来た時せっかく男装のまま来て、他の人にも男だと勘違いされているなら、いっそ男として過ごしてみたいなって言う私の好奇心ですっ！テヘペロ！』

どひゃー!!

シナ先生「わ、分かったわ…約束するわね…」

A『ありがとうございます!!!』

なんて理解のある人なの…!!!

私はシナ先生に教えて貰いながら、忍び装束を着た

シナ先生「それで、事務員の仕事なんてだけど…小松田君って言う事務員の子が居るんだけど…吉野先生に聞いた方がいいわ。」

A『分かりました…？』

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