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…というより、男2人組がいなくなった今親も居ないこの家、やや危険なのでは？
体格差があるので、何かあれば太刀打ちできっこない。
何自惚れているんだ、と思われるかもしれないが、これは本当に危ういかもしれない。
主に私の貞操が。
トントンは、目に見えて真面目だ。
しかしむっつりである。
トントンの家はすぐ横であり、ほぼ真横に彼の部屋が存在する。
唐突な下ネタで申し訳ないが、私は見てしまったことがある。
深夜、開け放たれたカーテンの隙間から、私、紛れもない私の名前を呼びながら抜いているところを。
その時の気まずさたるや。
幼馴染みの行為は致し方ないが、大先生の修羅場の次くらいに見たくないものである。
いやほんまカーテン閉めろや…。
ともかく、一応気をつけよう。
私が謎の意志を固めると同時に、左手に込められた力が一瞬緩んだ。
お？起床ムーブか？？
『トントン、もう大先生もロボロも帰ってもうたよ。』
そう声をかければトン氏はすんなりと目を開いた。
頬は赤く、起きたばかりとは思えないレベルだった。
｢あ、あぁ寝てもうたんかすまんな…？？！ここひじりのベッドやろ？！今どくわごめ……っ｣
起きるや否や、慌てる彼。
その口からはごめ、と発せられたが“ん”までは言葉にされなかった。
急に起き上がったトントンに着いていけず、私が左手もろともバランスを崩したからだ。
…そして見事にトントンの顔に胸を押し付ける形で着地したのだった。
私の決意はあっさり、ぽっきりおられてしまった。
自分から押し付けてどうする。
声にならない声をあげるトントンからどいて謝った。
だが、声はなかなか届きそうにない。
｢…あ、え？…うそやろ…｣
そう。この男の肩書きを更新しよう。
真面目でむっつりなのに加え、DTなのである。
ただただ空を見つめる様子はなかなかに面白かった。
『トンちゃーん？戻ってこーい？？』
意地悪く笑えば彼はさらに赤面して、おん、と小さく返事をする。
このむっつりDT、と思ったことを口にしてしまえば、トントンはもはや茹でタコのように真っ赤な顔をして、苦悩の表情を浮かべた。
流石にからかいすぎた、可哀想なので腰からブランケットかけてあげよ。
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白桃。(プロフ) - パソコンの精さん» 告白ありがとうございます惚れました！(？)諸事情によって更新できていませんでしたが、本日から再開するのでまたいつか思い出していただけたらうれしいです、！！ (2021年5月30日 12時) (
レス) id: 9904d321f7 (このIDを非表示/違反報告)
パソコンの精 - あー好き 大好き(突然の告白) 更新頑張って下さい！応援してます！ (2020年12月13日 9時) (レス) id: 8d2541acc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白桃。 | 作成日時：2020年8月22日 12時
