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『ただいま〜！』
すっかり空が明るくなってから、やっと実家に辿り着くことができた。
｢｢｢おかえり！｣｣｣
ただいまと挨拶をすると、母と父の声が返ってきた。
いや待て？
いま声3つなかった？？
私には兄弟はいない。
丁寧に手を洗ってからリビングを覗くと、よく見知った頭がひとつ。
トントンだ。
昔と変わらない眼鏡をかけてこちらを見ている。
なんてことだ。
頭の中で宇宙猫になりながらも思ったことを率直に口にした。
『とっ、トントン！なんでいるん？！』
｢ひじり久しぶりやな、連絡はしたで？｣
どうやらトントンはメッセージを一応送ってきてくれたらしい。
見てないものは見てないんだから、そんな呆れた顔をしないでほしい。
｢まあその荷物じゃスマホ見れるわけないか。ほら、置いてきたげるわ。｣
ダイニングテーブルの席に腰掛けていたトントンは立ち上がると、私からそれはそれは重い荷物を奪ってリビングを出ていった。
『ありがと…』
ドアが閉められると、私は母ににじりよった。
『トントンと休み被るん初めてやない？あと私が帰るん教えたやろ』
｢私はトントンくんのお母さんに話しただけよ。そうそう、ひじりが東京で彼氏も作らず働いてるって話もしたわね、それも伝わってるかもよ？｣
『余計なお世話です！！』
なんてことをおばさんに話すんだ。
まあそれも事実だが、私にはゲームと実況があるから結婚なんて二の次。
……待って？
トントンがここに滞在する時間によってはご飯に行く時同時に行くことにならん？
ドッキリ大成功どころか企画潰しレベルだね？？
はああああ、と大きなため息を心の中でして、私は先程のトントンと同じようにリビングを出て自室へ向かうのだった。
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白桃。(プロフ) - パソコンの精さん» 告白ありがとうございます惚れました！(？)諸事情によって更新できていませんでしたが、本日から再開するのでまたいつか思い出していただけたらうれしいです、！！ (2021年5月30日 12時) (
レス) id: 9904d321f7 (このIDを非表示/違反報告)
パソコンの精 - あー好き 大好き(突然の告白) 更新頑張って下さい！応援してます！ (2020年12月13日 9時) (レス) id: 8d2541acc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白桃。 | 作成日時：2020年8月22日 12時
