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次の日。
コラボ当日になった。
少しでも事前に打ち解けておこうとはやくから通話とサーバーに入っておく。
本音を言えば、緊張やらなんやらでそうしないと震えが治まらなかったからなのだが。
流石に誰もおらんかあ……いやおらんやろ。
そう思っていたのに。
｢あ、どうも初めましてトントンと申します。本日はよろしくお願いします、｣
軍服に豚のスキン。
硬直していたそれは私がサーバーに入ってから程なくして動き出し、耳につけたヘッドホンからはよく聞いたあの声が聞こえた。
『初めまして、活動名といいます。ご丁寧にどうも〜よろしくお願いします。』
2人だけぽつんと、四角い世界で見つめ合う。
｢活動名さん早いですね？｣
『それはトントンさんもですよ。』
適度に相槌を打って笑って。
初対面の人との距離感ってこんな感じだろうか。
ここからは気を引き締めて、がばらないようにしないと。
『自分は緊張してしまったので早めにインしちゃったんですよねぇ、』
｢うちは人数も多いんで初めはそうかもしれませんねえ。｣
お互いカクカクとシフトキーを押しながらの会話はどこかぎこちなくて。
けれど、その動きひとつひとつにえもいえぬ幸福感を感じた。
次、彼が口にした言葉を聞くまでは。
｢あの、活動名さんどっかで会ったことあります？
なんか話してて初対面って感じせぇへんし、｣
『トントンさんとですか？イベントにも行ってないのでないんじゃないかなぁ、』
｢そうですよね、すみません、｣
『いえ、』
どきりとした。
確かに声は多少変えていたって話し方は変えていないから。
ばれてしまうのも時間の問題かもしれない。
ずっと“活動名”のままでいたい私と、もう既に真実を言ってしまいたい私との間で挟まれて、心臓がやけに苦しくなった。
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白桃。(プロフ) - パソコンの精さん» 告白ありがとうございます惚れました！(？)諸事情によって更新できていませんでしたが、本日から再開するのでまたいつか思い出していただけたらうれしいです、！！ (2021年5月30日 12時) (
レス) id: 9904d321f7 (このIDを非表示/違反報告)
パソコンの精 - あー好き 大好き(突然の告白) 更新頑張って下さい！応援してます！ (2020年12月13日 9時) (レス) id: 8d2541acc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白桃。 | 作成日時：2020年8月22日 12時
