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呪胎戴天10 ページ10

現場に着くと伏黒の目にはありえない光景が飛び込んできた

片腕片足が見るからに折れていて

地にお尻をついている宿儺の姿だ

恵「お、おい!」

宿「おぉもう来たか…」

恵「お前何してんだ」
片目も変だな

宿「なにって、神からのバツを少し受けただけだ。」

恵「鵺」
今がチャンスだこれを逃したらAの頑張りが水の泡になる

宿「おいおい怪我人相手に容赦ねーなー」
そう言いつつも足の複雑骨折を難なく治し飛び上がる

着地して伏黒に折れた片腕を治しながらパンチをする

くっそ目は無理か…

恵「くっ」
宿儺に殴りかかるが止められる

宿「もっと呪いを込めろ!」

伏黒の顔面に拳を打ち込むが外す

宿「ちっ」

恵「…大蛇」
こいつ片目見えてねぇのか

大蛇が噛みつき鵺がくる

恵「畳みかけろ!」

だが宿儺に大蛇はやられた…

そして恵の本気を見れる

そう思った宿儺に対して口を開く

恵「俺は…Aは…

お前を助けた理由に論理的な思考を持ち合わせていない

危険だとしてもお前のような善人が死ぬのを見たくなかった

それなりに迷ったが結局は我儘な感情論

Aなんか何も決まっても上と話してもねーのにお前と授業受けるって決めつけてやがったし

でもそれでいいんだ

俺らはヒーローじゃない

呪術師なんだ

だからお前を助けたことを一度だって後悔したことはない」

すると宿儺の意識がもってかれ虎杖にかわる

虎「そっか…

伏黒は俺より頭いいし

Aも俺よりテキトーなくせに何百倍も色々考えてんだって更にわかったよ

お前の真実は正しいと思う

でも俺が間違ってるとも思わん

あー悪いそろそろだ

伏黒も釘崎も

五条先生は心配いらねぇか

長生きしろよ

そしてAに生き返らせようとしてくれて

サンキュ全部聞こえて…」

バタッと倒れた



雨の音が馬鹿でかく響く中

伏黒は静かに涙を流していた



そこへ…

『めぐ…みん…』

恵「A…」

『ゆうくん…なんで寝てんの?起きて!』

そう言いながら近づいて起こそうとする

だが動かない…

もちろん心臓もない…

『早く起きて!帰ろ?ねぇ…ゆうくん…

こんなとこで寝てたら風邪ひくって!』

雨よりも大きい声をあげて泣き喚く

恵「A…アイツ全部聞こえてたって

生き返らせようとしてくれて

サンキュ…って…言ってた」

『私…まだ戦えたのに意識が急に無くなったから…

私の力不足だ…何もできなかった…』

恵「…宿儺と何話してたんだ?」

『え?』

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作者名:利翔南 | 作成日時:2021年1月3日 3時

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