京都姉妹校交流会ー団体戦ー13 ページ46
さてコイツらに出会った時の対処法
…聞いてない
でも1人なわけない
どこかに仲間がいるはず
にしても呪力からわかる
コイツが特級だと
下手に手を出したらやられる
まず目的は何か考えろ
狗「うめ 明太子‼」
りと、ここは俺に任せろ
『えっ⁉』
そう言って特級呪霊へ
飛び出して行ってしまった
長く考えれる時間はないか
きっと狗巻先輩は私の為に
自分が戦う事を選択して
飛び出して行ったんだ
『天狐操術 天』
狗巻先輩が時間を稼いでくれてる間に
少し離れた木の上に登り五感を研ぎ澄ます
聴力、視力、嗅覚、で周囲の状況を探る
空気を吸い
味覚で周囲の負のエネルギーを感じ取る
木から伝わる地面の振動を感覚で感じとる
術の応用だ
1番近くにあれはめぐみんかな
もう1人この声は加茂さん
そことは別に
もしやこの匂いと見た目からして呪詛師か
この特級呪霊と似たようなものは
他に感じ取れない
って言う事は五条先生が言っていた
未登録の特級呪霊は
良いのか悪いのかは別として
この一体だけ
後かすかに別の悪臭が少々感じ取れた
距離が遠くて場所の特定ができない
生徒達は…
今のところはココが危険なのと
呪詛師の動きが気になるな
スマホを開き
五条先生に報告しようとするが
『…あれ、電波がない。』
着信だけでも入れとこうと思ったが
繋がらない…
そう思った瞬間
ドドドドっと地響きと共に
木の根のようなモノが地面から伸びてきて
私は体制を守るのに必死になってしまう
動きが止まり
『棘ちゃ‼大丈夫ですか？』
そう叫ぶがもうあたり一面が木のようなモノで
埋まってしまっていた
私がいる反対側から
恵「狗巻先輩⁉」
狗「逃 げ ろ」
2人の声が聞こえた
その後にゴゴゴゴっという地響きと
走る足音も聞こえた
『早く行かなきゃ』
視覚は耳とは別の方を捉えていた
手榴弾を投げて爆破をさせ反対側まで
直進できるように道を作る
それを抜けると既に帳が降りていた
『あの呪詛師の仕業だね』
抜けた先に誰もおらず
匂いを頼りに追いかける
3人と1体が見えた
なるべく気配を消しながら
駆けつけて屋根の上に登り
『【炎】 おりゃ！せーのっ！ほい！』
特級に炎を絡ませ思いっきり遠くへ飛ばす
恵/狗「A‼/うめ‼」
『やぁ危ないとこでしたね！
良かった皆さんがあまり怪我してなくて！』
加茂さんは私の姿が変わっているので
目閉じてるけど驚いた顔?で私を見ていた
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作者名：利翔南 | 作成日時：2021年1月3日 3時
