幹部との交流 1-1 ページ17
「あれ？兄さんやん！帰っとったん？」
リリィは仕事があるらしく、先に行ってしまったので私、お兄様、トントン様の3人で食堂へ向かっていると、後ろから誰かに声をかけられた。
「あ、コネシマおはよう。昨日の夜中にね。」
「昨日はシッマ部屋に戻って爆睡しとったからなぁ。」
「そうやったんか…あ、姫さんも一緒なんや、おはようございます！」
わ、急に話しかけられてびっくりしてしまった。
「お、おはようございます。」
コネシマ様…昨日一瞬見たっきりだけど、やっぱり声大きいなぁ。
「さっきロボロから連絡あったけど、もう俺らとグルッペン以外は行っとるらしいわ。」
「おん、俺も聞いたわ、急がんとな。」
トントン様とお兄様が少し早足になると、なぜかコネシマ様は歩く速度を遅くして私の横に来た。
「…A様、やっけ？」
「は、はい。」
…もしかして姫さんと呼ばれていたのは、名前を憶えられていなかったからだろうか？
「まぁ、な？一応言うとこうと思ってな？」
コネシマ様は、前の2人に聞こえないように声を潜めて私に言った。
「こっちから危害を加える予定は今のところない。けど、少しでも変な動き見せたら…分かっとるよな？」
まるで、氷のように冷たい眼差しだった。自分が人間として見られているのかも不安になってしまう程に。
「…っ、わ、かりました。不審に思われないよう…努めます。」
「信じてるで！じゃ、行こか！」
私が肯定の意を示すと、パッと先ほどまでの明るい表情に戻った。
コネシマ様からはあまりよく思われていないみたい…気をつけないと。
「着いたな。」
ここが食堂…やっぱり広いな。
大きい机に幹部たちが勢ぞろいしていた。…歓迎してくれている人もしてくれていない人もいるみたい。
「A様、席は…。」
「あ…。」
私の席ってどこになるんだろう…。
「俺の横来るか？」
コネシマ様の横は勘弁したいんだけど…。
「姫さん、トントン！」
あ、ゾム様が呼んでる…？
「A、様？俺とトントンの横座ったらええんちゃう？」
「あー、それがええかな。…A様、よろしいですか？」
「は、はい！」
この2人なら昨日のこともあって安心できそうだ。
ていうかゾム様も私の名前うろ覚えなんですね…、でも、自己紹介も碌にしていないし、仕方ないか。
席に着くと、目の前に座っている真面目そうな人に会釈をされた…エーミール様、かな？
私も軽くお辞儀を返しておいた。あ、ちょっと微笑まれた…癒されるな。
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りんか(プロフ) - 加藤さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！！頑張ります！！ (2020年1月16日 23時) (
レス) id: 9d47de4481 (このIDを非表示/違反報告)
加藤(プロフ) - とても続きが気になるお話で、見入ってしまいました！！！更新を楽しみにお待ちしております！！ (2020年1月15日 13時) (レス) id: 0bfcc62a2f (このIDを非表示/違反報告)
りんか(プロフ) - ゆきなさん» ですね！教えていただいて助かります！ (2020年1月8日 23時) (レス) id: 9d47de4481 (このIDを非表示/違反報告)
りんか(プロフ) - 琴律さん» 動画サイトでのチャンネル名などがフューラー表記でしたので一応フューラーが正しいのかなと思い急いで訂正しておきました！お優しいお言葉ありがとうございます！！ (2020年1月8日 23時) (レス) id: 9d47de4481 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - グルなんちゃらは苗はフューラーっす！ (2019年12月29日 1時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんか | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/943dc2385b1/
作成日時：2019年3月21日 21時
