STORY2(2) ページ4
「えっ?」
「なんか妙に緊張してしまって。九条でいいです。」
「はい、わかりました。では九条さん」
「はい」
「デビュー作品は、本社の雑誌に載せるのですが、その後の作品はどうなさますか?」
「その後の作品・・・。あの、それって期限とか決まってるんですか?」
「明確には決まっていませんが、来月に発行される雑誌から載せられるのも可能です。
ですが、もう月の終わりなので、再来月までに描かれた方がよろしいかと」
なるほど。
「あの、漫画を描くために取材って行けたりするんですか?」
「はい、一応。許可が取れれば行けますよ」
「私、描きたい漫画があるんですけど…。」
「それはどういった…?」
「声優。声優さんについての漫画が描きたいんです!!」
「声優。あ、それでしたら私が頼んで差し上げますよ。」
「えッ!いいんですか!?」
「はい」
「わあ、ありがとうございます!」
…PM 12:37
PRRR…。PRRR…。
《もしもし、Aちゃん?どうしたの?あ、もしかして、会社の中で迷ったとか!?》
《違いますよ〰そんなことはないんですけど。あの、今担当さんの霜月さんがアパートの下
に来てて私も一緒にいるんですけど。何やら打ち合わせ?みたいなことをするって言ってて
今そっち空いてますか?》
《えーっとね、散らかってる。》
《エー!!》
《いいよ、いいよ私が片付けとくから》
エエッ!?うそっ
《あの、いずcセンパイ掃除できるんですか!?》
《うん。コロコロくらいはやったことあるよ》
《コロコロって!誰でもできるよそんなこと!》
《まあまあ、まかせといて。やっとくから》
《でもっ!…。》
ピッ…。
あっ、切れた。
ハア、どうしよう。
霜月さん待たせちゃってるし、しょうがない!いずcセンパイを信じるしかない!
「ここを上がってすぐそこです」
「行きなり押しかけて申し訳ありません。」
「いえ、お構いなく」
ここまで来てしまった。
このとびらで私の運命が決まる (…。そんなことはありません。)
お願いっ!
ガチャッ
恐る恐る目を開けると
・・・・・そこには見違えるほど綺麗になった部屋が・・・。
ではなく、いつもの玄関。
問題は部屋の中。
ガチャッ…。
「おっ、お帰りー」
「いずcセンパイ・・・これは一体」
そこには、綺麗に整頓された部屋があった。
「えっと、これはー」
「へへっ、ちょっと頑張っちゃった」
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、 - オリジナルフラグ外して下さい (2018年2月2日 8時) (レス) id: 7e3d40fbf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミコト | 作成日時:2018年1月12日 20時